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  • 2026/08/20 掲載

「AIで速くなったのに楽にならない」問題、原因は“見えない社内渋滞”だった…

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多くの企業でAI導入が進み、個人が担う一部業務の効率は飛躍的に向上している。一方で、「全体としては楽になっていない」「むしろ仕事が増えた」「収益向上に結びつかない」という声も多い。AIによる業務スピード向上は、なぜ組織全体の成果に直結しないのか。このギャップが深刻な課題となりつつある今、組織が見直すべきこととは──。
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AIの力を組織全体の成果に直結させるには…

個人は高速化、組織は停滞…AIが浮き彫りにする新たな“問題”

 開発現場では、AIの活用が常識となりつつある。Google Cloudの研究チームDORAが発表した2025年版レポートによれば、調査回答者の9割がすでに何らかの形でAIを利用しており、コード生成やドキュメント作成といった作業は劇的に速くなっている。勤務時間のうち、約4分の1をAIとの協働に費やすというデータもあるほどだ。

 一方で、AIが生成した出力を「大いに信頼する」と答えた回答者は24%にとどまり、30%は「あまり信頼していない」あるいは「まったく信頼していない」と答えている。信頼しきれない以上、人間によるレビューや品質確認は減らず、生成量が増えるほど負荷も高まりやすい。AIが高速で大量の成果物を生み出すことで、従来から存在していた「判断・レビュー・承認」といった工程のボトルネックが、より顕在化したのだ。

 たとえるなら、エンジンだけを最新のスポーツカーに載せ替えたものの、道路や料金所は旧態依然とした状態に近い。個々の開発者がどれだけ速くコードを生成しても、その後の承認プロセスに数週間かかれば、全体のリードタイムはほとんど短縮されない。

 この問題は、特に厳格なリリースフローを持つ金融機関などにおいて、より深刻な目詰まりを引き起こす可能性がある。では、どうすればよいのか。以下で具体的に解説する。

この記事の続き >>

  • ・AIは救世主ではない…良くも悪くも、組織の“増幅器”である理由

    ・AIの力を「組織の成果」につなげる会社は何が違う?必要な「7つの組織能力」

    ・組織停滞のボトルネックに効く「2つの処方箋」

    ・なぜAIエージェント時代には「安全に試し、壊し、捨てられる環境」が不可欠なのか?

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