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- 2026/10/20 17:21 掲載
ウェルスナビ、基幹システムを自社開発のクラウドへ移行 全システムをフルクラウド化
同社のプレスリリースによると、「ウェルスナビ」はこれまで、顧客の資産や取引を管理する基幹システムを、特定の外部ベンダーが提供するオンプレミス環境で運用していた。オンプレミスとは、サーバやネットワーク機器などを物理的に保有・管理する環境を指す。今回、この基幹システムを、インターネットを通じて必要なシステムを必要なときに利用するクラウド環境のうち、自社開発のものへ移した。
サービスの開発自体は従前から自社のエンジニアが担ってきたが、今回は基幹システムの保守・改修についても自社エンジニアが主体となる体制へ切り替えた。システム改修や新機能の開発などを社内で完結できるようになり、開発や改善をこれまで以上に機動的かつスピーディーに進められるとしている。
背景には利用の拡大がある。「ウェルスナビ」は、預かり資産が2兆円超(2026年7月7日時点)、運用者数が約51万人(2026年6月30日時点)に達している。今後はNISAを活用した資産運用のニーズ拡大に加え、2027年1~3月ごろに開始が予定されている三菱UFJエムット銀行のデジタルバンク「エムットバンク」を通じたサービス提供で、顧客や預かり資産の一段の増加が見込まれる。顧客基盤が大幅に拡大した場合も、これまでどおり安定的に提供し続ける必要があるという。
クラウド移行の効果として、同社は利用状況に応じて処理能力を柔軟に調整できるようになった点を挙げる。将来的に顧客や預かり資産が大幅に拡大した場合も、引き続き安定的にサービスを提供できる仕組みが整ったと説明している。
ウェルスナビは、2026年3月にMUFGが発表した三菱UFJ eスマート証券との経営統合の対象でもある。同社は、資産形成を長期的に任せられる社会インフラとして、今後もサービスの改善を重ねていく考えだ。
では、なぜウェルスナビは、統合を控えたこのタイミングで基盤を自前に切り替えたのか。背景には、MUFGの新サービス構想で同社が担う役割と、親会社側のデジタルバンクの基盤をめぐる事実、そして口座統合の日程がある。
・新サービスの開発を担うのは誰か、MUFGが示した役割分担
・エムットバンクの勘定系が選んだクラウドと、ウェルスナビの基盤
・口座統合で変わるNISA口座の行き先と2027年度の日程
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