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  • 2026/10/28 掲載
「大口優良顧客」が実は赤字…?物流の“常識”を捨てて全社利益を増やす3つの改革
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「大口優良顧客」が実は赤字…?物流の“常識”を捨てて全社利益を増やす3つの改革

日本の産業を揺るがす「物流危機」。多くの企業がコスト増とドライバー不足に苦しむ中、これを「最大のコスト競争力」へと変える逆転の発想がある。グローバル戦略コンサルティングファーム、ローランド・ベルガーの小野塚 征志 氏は、物流を「経営課題」として捉え直す「ロジスティクス経営」を提唱する。激変期を勝ち抜く企業が実践する“全体最適”の極意とは何か。その具体的な改革ステップに迫る。

「物流危機」の“本質”とは…?値上げに頼らない発想の転換

 「物流危機」と聞くと、多くの人が再配達に追われる配送業者をイメージするだろう。しかし、日本の貨物輸送量に占める宅配便の割合はわずか1%にすぎない。残りの99%は企業間輸送であり、物流危機の本質は企業のサプライチェーンを脅かすBtoBの深刻な問題なのだ。

 そして、その真の原因は人手不足にある。トラックドライバーの数は毎年2%ずつ減少しており、物流費は上昇を続け、2000年を100とした場合の2026年のサービス価格指数は、企業向けサービス全体が106にとどまるのに対し、トラック輸送は123、宅配便は146へと跳ね上がっている。

 物流費の上昇は企業の収益を直撃し、安易な値上げは自社のコスト競争力を低下させる。小野塚氏はここで発想の転換が必要だと語る。

「値上げに頼るのではなく『物流効率』を高めることで物流費を抑制できれば、他社に比べて高いコスト競争力を発揮できます。まさにこれが、物流危機をチャンスに変えるということです」(小野塚氏)

 そのために必要なのが、「見える化」「変革」「仕組み化」の3ステップだという。しかし、そこで求められるのは単なる物流業務の効率化ではない。これまでの企業の“常識”こそ、利益を圧迫する原因になっている可能性がある。では、何をどう見直せば、物流危機を利益拡大のチャンスに変えられるのか。

この記事の続き >>

  • ・実はあるある…「大口優良顧客」が赤字?利益を食いつぶす「隠れコスト」の正体

    ・在庫コストが増えても利益アップ?物流改革で見落としがちな“盲点”

    ・「朝一納品」は本当に必要?顧客調査で判明した意外な本音

    ・物流は「経営課題」、大手ビール4社に学ぶ「物流改革」の突破口

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