【保有推奨銘柄トップ10】

　米モーニングスターの分析では、「保有推奨銘柄トップ10」はいずれもエコノミックモート「狭」または「広」に格付けされており、そのうち8銘柄は「広」である。さらに、「買い推奨銘柄トップ10」のうち9銘柄と、「売り推奨銘柄トップ10」のうち7銘柄が、米モーニングスターのアナリスト陣からエコノミックモート「狭」または「広」に格付けされている。

　アルティメット・ストック・ピッカーズの多くは長期投資家であるため、保有推奨銘柄トップ10リストの構成が前四半期とほぼ同じであることに驚きはなかった。グーグルの持ち株会社であるアルファベットがこのリストで1位を維持している。調査対象であるファンドの大部分（18ファンド）がアルファベットを保有している。

　アルティメット・ストック・ピッカーズは通信サービスに好意的で、トップ10リストに通信企業が3社入っている。情報技術セクターと金融セクターの銘柄も引き続き保有している。当社による現在の推定公正価値では、本稿執筆時点で、保有推奨銘柄トップ10リストに含まれる2銘柄、アップルとユナイテッドヘルス・グループがいずれも約30％割高となっており、過大評価されていることが示唆されている。残りの8銘柄は推定公正価値に対してわずかに割安で取引されている。

　保有推奨銘柄トップ10の全銘柄が、調査対象のうち少なくとも9ファンドが保有していた。ここでは、常に関心が高く市場で最も人気の銘柄の1つであるマイクロソフトについて詳しく見ていこう。