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- 2026/10/22 18:18 掲載
LSEG、信用データのオクタスを買収で合意 現金35億3,500万ドル、完了は2027年上期
オクタスは2013年の創業で、本社は米ニューヨーク。従業員は900人超。非流動、プライベート、ディストレスト(経営不振)といった分野の信用情報、データ、分析、ワークフローのツールを提供している。ヘッジファンドなどの運用会社、投資銀行、法律事務所、アドバイザリー会社を中心に約750社、4万人超が使っているという。
契約条項(コベナンツ)など入手しにくい信用関連の文書を調達し、構造化した検索可能なデータに変えるのが特徴。提供経路は同社のプラットフォームのほか、MCPコネクターとAIワークフローという。
2026年の売上高は3億ドル超を見込み、2022年以降は2桁の複合成長率で伸びてきたとしている。調整後EBITDAマージンは約40%。
LSEGは、IFRのニュース、評価価格、Yield Book、LPCといった既存の流動性の高い信用商品を、今回の買収で補完できると説明している。非流動・プライベートクレジットの厚みに加え、これまで浸透が弱かったヘッジファンドなど買い手側の顧客基盤も得られるという。プライベートクレジット市場は約3.5兆ドル、プライベート市場のデータ・ワークフロー分野は70億~90億ドル規模と見積もっている。
買収資金は外部の借り入れで賄う。完了は2027年上期の見込みで、規制当局の承認が条件。完了後、オクタスはLSEGのデータ・分析部門に加わり、コリアー氏はCEOとして続投する。調整後1株利益は、完了後の最初の通年では中立、その後はプラスに働く見通し。
LSEGのデビッド・シュウィマーCEOは、今回の買収で流動性の幅広い領域にわたる顧客に対応できるようになると述べた。コリアーCEOは、自社のデータ・ワークフローがLSEGの世界的な販路や債券分野の深い知見と組み合わさる点を、成長と事業拡大の大きな機会と位置づけた。
では、なぜLSEGは、AIへの不安で株価が揺れるなかで、売上高に対して巨額の金額を投じてオクタスを買うのか。背景には、同社の過去の大型買収との比較と、市場の反応、そして直前に発表された別の買収案件がある。
・リフィニティブ以来の大型買収、その価格を売上高で測る
・協議の公表で動いた株価と、物言う株主の影
・直前のトゥルーミッド買収と合わせた信用データ戦略
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