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- 2022/04/01 掲載
ロシアの侵攻で露呈「独裁政治は悪い投資」、中国銘柄は実際どう? 考慮すべきリスク
投資家の前に立ちはだかる問い
ロシア投資のリスクを見落とすことは1つの事象だ。ロシアは、ほとんどの分散投資家のポートフォリオにおいて占める割合が非常に小さい国である。中国のような国はまた別の話だ。投資信託や株式の多くは中国に対する直接または間接のエクスポージャーが非常に大きく、ロシアについて警告していた観測筋は投資家に対し、中国についても同じ問いかけをするように勧めている。米モーニングスターの南北米サステナビリティ調査ディレクターであるジョン・ヘイル氏は「中国は投資対象として信じられないほど儲かる新興市場だが、政治体制について議論されることはこれまでほとんどなかった」と言う。
ヘイル氏は「投資家の前に直接立ちはだかる問いは、『この種の国への投資は本当に長期的に持続可能かどうか』だ」と続ける。それは「私たち全員が貢献しているシステミックリスク(注1)であり、もっと注意を払う必要がある」ということだ。
そして、投資家は今日までの10年以上、ロシアや中国に金を送るよりも米国に置いておいたほうがほうが良かっただろうというのが現実である。
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