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- 2022/05/30 掲載
米インフレに希望の兆しか? “ピーク超え”示す数字と今後注目すべき数字
4月にインフレ減速も、正常に戻るまでには長い道のり
米国労働省によると、4月の消費者物価指数(CPI)は0.3%上昇だった。これはエコノミストの予測とほぼ一致しており、3月に記録された1.2%という急上昇からは大幅に低下している。これと同時に、年間インフレ率は3月の8.5%から4月には8.3%へとわずかに低下した。4月に見られたかすかな改善の兆しも、食品価格とエネルギー価格という悪名高い不安定項目を除外した、いわゆる「コアCPI」の上昇が予想よりも大きかったことで、その明るさが抑えられることになった。これら2つのカテゴリーを除いたCPIは予想より0.6%高かった。
米モーニングスターのチーフ米国エコノミストであるプレストン・コールドウェル氏は、「インフレは4月に減速したが、インフレが正常に戻ったと確信するまでにはまだ長い道のりがあるため、FRBの利上げ計画には影響を及ぼさないだろう」と語る。
同氏は、「月次CPIの上昇が鈍化したのは、主にエネルギー価格が最近の高値を緩和したことによるものだ」と述べている。「これは2021年8月以来最もスローな前月比成長率だが、それでもFRBの目標をはるかに上回る4%の年間インフレ率を意味する」と同氏は続ける。また、コアCPIが0.6%上昇している点はやや懸念されているという。
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