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- 2026/10/13 12:45 掲載
テンセント、AI投資へ約50億ドル調達…巨額設備投資で社債発行
英ロイターが確認した条件提示資料によると、募集するのは米ドル建て10年債と20年債、オフショア人民元建て10年債と30年債の計4本。米ドル建ての当初の利回り条件は同年限の米国債利回りにそれぞれ約1.15%ポイント、約1.40%ポイントを上乗せした水準とし、人民元建ては10年債が約2.90%、30年債が約3.50%とされた。いずれも最終的な発行条件ではない。
前日の投資家向け説明では、米ドル建て15億~20億ドル(約2,400億~3,200億円)、人民元建て200億~250億元(約4,700億~5,900億円)とする案が示されたという。実際の発行額は投資家需要を踏まえて決まるため、約50億ドルは現時点の見込みとなる。
テンセントは12日付の香港証券取引所向け開示で、グローバル中期社債発行プログラムに基づく国際発行計画を公表した。米JPモルガン、英HSBC、米モルガン・スタンレーなどが共同グローバル調整役を務める。同日時点では拘束力のある契約を締結しておらず、実施は市場環境や投資家の意向に左右されると説明した。
今回の起債計画に先立ち、テンセントは6月にも米ドル建てと人民元建ての社債を発行した。同社によると、米ドル建て24億5,000万ドル(約3,900億円)と人民元建て150億元(約3,550億円)を設定したという。両通貨を合わせた規模は当時約46億6,000万ドル(約7,400億円)で、短い間隔での大型起債が続く形だ。
背景にはAI開発・運用基盤の増強に伴う資金需要がある。テンセントの2026年4~6月期の決算 によると、設備投資額は前年同期比176%増の528億元(約1兆2,500億円)に拡大した。フリーキャッシュフローは138億元(約3,300億円)のマイナスだった。大規模なAI計算資源の調達に向けた前払いが現金収支に影響したと説明している。
同社のポニー・マー会長兼CEOは8月の決算発表で、AIを備えた新たなテンセントの構築が「知能、アプリケーション、インフラの各面で大きく進展している」と述べた。同社はAIモデル「Hy3」や業務支援ツールを強化している。今後は巨額の設備投資をAI関連サービスの収益にどう結び付けられるかが焦点となる。
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