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  • 2025/08/07 掲載

埼玉大 長田教授が「これからの銀行論」徹底解説、情報格差なくなる時代で”何“を売る?

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埼玉大 長田教授が「これからの銀行論」徹底解説、情報格差なくなる時代で”何“を売る?

オープンバンキングやBaaS、埋め込み型金融などが広がる中、異業種から金融ビジネスへの参入が加速しており、金融業界の競争は激化している。そうした中、既存の金融機関の在り方が問われている。これまでの銀行は「誰よりも情報を保有していること」で競争優位性を保ってきたが、こうした「情報の優位性」は、データ共有の流れによって崩れてきている。今後、銀行はじめ、既存の金融機関はどう戦えば良いのか。今後の金融業界における“勝ち筋”とは何か──。埼玉大学 人文社会科学研究科・経済学部 教授の長田 健 氏が解説する。

フィンテックが進み、銀行の情報優位性にも変化が到来

 30年以上前、ビル・ゲイツ氏が「Banking is necessary,but banks are not」(銀行ビジネスは必要だが、それを必ずしも銀行がやる必要はない)と話したが、それが現実味を帯びてきているかもしれない。現在、フィンテック事業者が次々と金融ビジネスに参入し、「金融ビジネスを銀行がやらなくてもよい世界」が到来しつつあるからだ。

 昨今、金融業界で進む「オープンバンキング(Open Banking)」について、長田氏は「銀行の顧客データなどをAPI経由で利用できるようにし、第三者の企業が銀行機能やフィンテックサービスを拡張的に提供できる試みを指します」と定義を示した。すなわち、「銀行の顧客に対して、自分の銀行口座の金融取引データを他の金融サービスプロバイダーと共有できる力を与える」ことを意味する。

 DX・情報化社会の流れの中で、「金融業界においても、DXの進展によって、『情報』を共有する流れが加速しています。ビジネスを通じて得られ、蓄積してきた情報は、デジタル化の流れの中で定量化され測定可能となり、保存され送信可能になりました」と長田氏は話す。

 それでは、今後、金融機関がどのような価値を創出し、ビジネス上の優位性を確保していくべきか。長田氏は、金融機関には共有可能な情報の他に、共有しにくい情報があると語る。金融機関にとっての“勝ち筋”となる「重視すべき情報」とは何かについて、詳しくみていこう。

この記事の続き >>

  • ・オープンAPI浸透したらどうなる?銀行の役割の変化解説
    ・オープンバンキングが貸出市場の競争環境も変革させるワケ
    ・フィンテックで環境激変、既存の銀行に“勝ち筋”はあるのか?

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