- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
オープンバンキングやBaaS、埋め込み型金融などが広がる中、異業種から金融ビジネスへの参入が加速しており、金融業界の競争は激化している。そうした中、既存の金融機関の在り方が問われている。これまでの銀行は「誰よりも情報を保有していること」で競争優位性を保ってきたが、こうした「情報の優位性」は、データ共有の流れによって崩れてきている。今後、銀行はじめ、既存の金融機関はどう戦えば良いのか。今後の金融業界における“勝ち筋”とは何か──。埼玉大学 人文社会科学研究科・経済学部 教授の長田 健 氏が解説する。
フィンテックが進み、銀行の情報優位性にも変化が到来
昨今、金融業界で進む「オープンバンキング(Open Banking)」について、長田氏は「銀行の顧客データなどをAPI経由で利用できるようにし、第三者の企業が銀行機能やフィンテックサービスを拡張的に提供できる試みを指します」と定義を示した。すなわち、「銀行の顧客に対して、自分の銀行口座の金融取引データを他の金融サービスプロバイダーと共有できる力を与える」ことを意味する。
DX・情報化社会の流れの中で、「金融業界においても、DXの進展によって、『情報』を共有する流れが加速しています。ビジネスを通じて得られ、蓄積してきた情報は、デジタル化の流れの中で定量化され測定可能となり、保存され送信可能になりました」と長田氏は話す。
それでは、今後、金融機関がどのような価値を創出し、ビジネス上の優位性を確保していくべきか。長田氏は、金融機関には共有可能な情報の他に、共有しにくい情報があると語る。金融機関にとっての“勝ち筋”となる「重視すべき情報」とは何かについて、詳しくみていこう。
この記事の続き >>
-
・オープンAPI浸透したらどうなる?銀行の役割の変化解説
・オープンバンキングが貸出市場の競争環境も変革させるワケ
・フィンテックで環境激変、既存の銀行に“勝ち筋”はあるのか?
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!