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世界情勢やマーケットが激しく変化する中で、金融機関は生き残りをかけてDXを加速させてきた。常陽銀行もまた、2022年から3カ年の「第3次グループ中期経営計画」のもとで、長期展望に立った「DX戦略ロードマップ」を策定、強力にDXを推進してきた金融機関の1つだ。今回は、そのリーダーシップを担ってきたDX戦略室長の丸岡政貴氏に、ペーパーレス化など従来業務のデジタル化から、デジタルチャネルの浸透、そして全行員による生成AIやBIツールの活用まで、これまでの取り組みと成功のポイントを解説する。
5つの戦略的分野を見据えた「DX戦略ロードマップ」を推進
常陽銀行は2022年に策定した「第3次グループ中期経営計画」の中で、「デジタル取引の拡充」と「業務革新の加速」を掲げ、2024年度までの3年間で累計150億円のIT投資を実施。デジタルチャネルと対面チャネルの融合や、バックオフィス業務のデジタル化、それを支えるデータ基盤やインフラの強化、さらには人材育成など、オールラウンドなDX推進体制の整備を進めてきた。
また、より長期視点での「DX戦略ロードマップ」では、戦略分野を5つに分類し、それぞれの領域で取り組むべき事項と目標を定義したと、めぶきフィナンシャルグループ経営企画部 DX統括グループ 担当部長/常陽銀行経営企画部副部長兼DX戦略室長の丸岡政貴氏は語る。
「当行ではこれら戦略分野の施策を、KSF(Key Success Factors)を明確に設定した上で進めています。具体的な例では、伝統的業務のデジタル化・業務革新では『ペーパーレス化』、デジタルチャネルの利便性向上・顧客接点の拡大では『デジタル化浸透度』、さらにはデータ基盤の再整備を目的とした『データ利活用レベル』などがあります」(丸岡氏)
次章からは、DX戦略立案・推進・統制のリーダーとしてプロジェクトをけん引してきた丸岡氏が、これまでの取り組みの成果を振り返るとともに、DX戦略における考え方や今後の方針を解説する。
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・ペーパーレスや自前開発のアプリで、伝統的銀行業務をデジタル化
・顧客向けには、簡単操作のアプリでバンキングの利便性を向上
・「攻め」と「守り」の両面で進める、データ利活用&生成AI活用
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