- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
東京海上HDが挑む「世界268社セキュリティ改革」、グループ横断“特別部隊”の正体
サイバー攻撃が高度化する中、多国籍企業が直面するのは「すべてのグループ会社でセキュリティの質をどう保つか」という課題だ。これは世界46カ国・268社を擁する東京海上グループも例外ではない。独自の「スペシャルユニット」を軸に、技術・運用・人材の標準化といった多角的な施策でグループ全体の防御力強化に挑戦している、東京海上ホールディングスIT企画部 サイバーセキュリティグループ アシスタントマネージャーの善積竜希氏がその取り組みの詳細を語った。
世界46カ国・268社のセキュリティの均質化を目指す挑戦
「各グループ会社のセキュリティ製品や運用レベルにばらつきが生じ、セキュリティ成熟度には大きな差がありました。IT環境、業界、ビジネスモデル、言語、タイムゾーンなど、すべての条件が異なる中で、どのように一貫性のある均質な防御を実現するかが課題でした」(善積氏)
同社は、グループ会社との連携によるシナジー創出も進めている。しかし、セキュリティレベルの差があるままでは、連携強化が逆にリスクを高める可能性もある。保険業界にとどまらないソリューション事業への展開も控える中、統一的なセキュリティ戦略の確立は急務だった。
その答えとして同社が打ち出したのが、独自の“スペシャルユニット”を筆頭にした「GFC(Global Fusion Center)」構想である。
GFCは机上のルールではなく、実際に現場へ踏み込み、国も業界も異なる拠点を1つに束ねるための挑戦だ。グローバル規模で散らばる268社をどうやって同じ防御水準に引き上げるのか──その仕組みの全貌を解説していく。
この記事の続き >>
-
・「GFC」が実現する“均質防御”の仕組みと3つの柱
・バラバラだった監視を“1つの画面”に集約する挑戦
・攻撃をどう見破るか──鍵を握る3種類のユースケース
・理想論ではわからなかった、実務で突き当たった現実と突破口
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!