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- 2026/10/28 13:50 掲載
ウェルスシンプルが最大4億2500万カナダドルを調達、評価額は約1年で4割近く上昇
調達額の内訳は、新規発行株式による3億カナダドル(約336億円)と、既存株主などが保有株を売却するセカンダリーの最大1億2500万カナダドル(約140億円)。セカンダリーには、従業員が自らつくった価値を分かち合う機会としての側面もあるという。
今回の調達は、シンガポールの外貨準備を運用するGICが主導した。GICは2025年の調達でも共同で主導している。ほかに、既存株主のパワー・コーポレーション・オブ・カナダ、IGMファイナンシャル、ICONIQ、カナダ年金制度投資委員会(CPP投資委員会)、イノビアが参加した。
資金は、プロダクトロードマップの加速に充てる。事業者向けの商品、日常の決済や当座預金、取引、投資の各商品を拡充する計画だ。共同創業者でCEOのマイケル・カッチェン氏は「投資家は当社の事業を深く理解したうえで、出資額の積み増しを選んだ」とコメントした。
同社によると、2026年9月30日時点の預かり資産は1692億カナダドル(約18兆9500億円)。2025年10月の調達時点の約1000億カナダドルから拡大した。利用者は400万人超、利用企業は3万社超に上る。
過去1年で50超の新商品も投入した。手数料無料のオプション取引や先物取引、公開価格で新規株式公開(IPO)株に投資できるサービス、子ども・10代向け口座、カナダ郵便局の5300カ所超での現金入金、投資資産を担保に借り入れできるポートフォリオ・ライン・オブ・クレジットなどがある。
同社は11月5日、新製品を発表するイベント「Wealthsimple Presents」を開く予定。
では、新規の調達額を大きく減らしながら、評価額を4割近く押し上げられたのはなぜか。背景には、預かり資産と口座の動きを示す数字と、上場をめぐる論点がある。
・新規調達が半減近くでも評価額が上がった理由
・預かり資産が約2年で3倍超になった意味
・投資アプリから日常の金融口座へ、転機を示す数字
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