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- 2026/10/24 06:50 掲載
「窓・屋根・効率」争い…パナソニック・積水化学・カネカ「ペロブスカイト」5社比較
パナソニック量産前倒し、なぜ製品が違う?
パナソニックは2026年10月20日、ガラス型ペロブスカイト太陽電池の本格量産を2029年4月に始めると発表した。従来の2030年度から前倒しし、滋賀県長浜市で生産体制を整える。大阪府守口市の開発拠点で製造した先行量産品は、2026年9月から販売を始めている。狙うのは建物の窓や壁と一体化した太陽電池だ。屋上にパネルを載せるだけでなく、日光を受ける建材そのものを発電に使う。サイズや透過率、デザインを調整できれば、これまで電源として使っていなかった建物の面に市場が広がる。ただし、今回の発表は大型工場の稼働完了を意味しない。先行販売と本格量産計画は別の段階にある。
ペロブスカイトは結晶構造の名称で、その構造を持つ材料を光を電気に変える層に使う。材料を塗布して薄い発電層を形成でき、基材や製造方法によって、軽量化や曲面への設置、透光性などを狙える。従来のシリコン製パネルが設置しにくい場所を開拓できる点が事業化の動機となっている。
もっとも、すべてが薄く曲がる製品ではない。ガラス型とフィルム型は主に基材の違いを表す。一方、タンデム型は異なる発電層を重ね、利用できる光の波長を広げる構造だ。3つは同列の分類ではなく、ガラス基材のタンデムも成立する。
【5社技術比較】窓・屋根・高効率の狙い
用途から見ると、パナソニックHDと積水化学の競争は、同じ屋根上のパネルを奪い合う構図とは異なる。前者はガラスへの成膜や封止、インクジェットとレーザー加工を組み合わせ、発電する建材を目指す。採光や意匠と発電量を両立し、建物の設計段階から採用を得ることが課題となる。
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