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- 2026/11/05 13:55 掲載
【商社5社比較】三菱商事が74%増益で首位奪還、伊藤忠だけ据え置き 明暗を分けたワケ
三菱商事が純益74%増、「1兆円自社株買い」の衝撃
大手総合商社5社の2026年4~9月期(上期)決算が11月4日までに出そろった。5社とも最終増益となり、三井物産、住友商事、丸紅、三菱商事の4社が通期の純利益予想を引き上げた。以前取り上げた5社決算では伊藤忠商事の大幅増益が目立ったが、今回はその構図が大きく入れ替わっている。なかでも目を引くのが、三菱商事だ。上期の連結純利益は6,197億円と、前年同期の3,558億円から2,639億円増え、74%の大幅増益になった。通期予想も1兆1,000億円から1兆2,000億円に引き上げ、前期実績の8,005億円を大きく上回る史上最高益を見込むという。
株主還元も桁違いだ。同社は上限1兆円の自社株買いを決め、3カ年の自社株買い計画を「1.0兆円~」から「2.0兆円~」に改めた。年間配当125円と合わせた2026年度の総還元性向は121%に達する見通しで、稼いだ利益以上を株主に返す計算になる。
上期の純利益で見ると、三菱商事は伊藤忠商事を抜いて5社の首位に立った。一方の伊藤忠商事は5社で唯一、通期予想を据え置いている。通期予想の順位では、三菱商事、三井物産に次ぐ3番手だ。
5社そろっての増益という結果だけを見れば、商社はどこも好調に映る。しかし利益の中身を分解すると、増益の理由は会社ごとにまったく違う。資源価格の上昇に乗った会社、資産の売却益で数字を押し上げた会社、前年の大型利益の反動に苦しんだ会社が混在しているのだ。何が5社の明暗を分けたのか。決算資料を1社ずつ読み解いていく。
【5社比較】三菱・三井・伊藤忠・住友・丸紅の決算
まず5社の上期決算を並べてみよう。純利益は、三菱商事が6,197億円(前年同期比74%増)でトップに立った。伊藤忠商事は2位で、純利益は5,805億円(同16.0%増)、収益は7兆9,297億円(同9.4%増)だった。通期予想は9,500億円で据え置き、進捗率は約61%に達している。
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