バークシャーが買い増し・新たに購入した5銘柄

　8月14日、バークシャー・ハサウェイが第2四半期の「フォーム13F」（注1）を提出した。2023年第1四半期と同様、バークシャーは第2四半期も株式を売り越した。株式市場の好調が続いていることを考えれば、これは驚くべきことではない。モーニングスター米国市場インデックスは同四半期中に8％以上上昇している。


　ここでは、ウォーレン・バフェット氏とそのチームが第2四半期に売買した銘柄の一部と、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオに現在含まれている過小評価のウォーレン・バフェット株3銘柄を紹介しよう。

バークシャー・ハサウェイが購入した5銘柄
銘柄	新規ポジション or 買い増し	モーニングスター評価（注2）
オキシデンタル・ペトロリアム	買い増し	★★★
キャピタル・ワン・ファイナンシャル	買い増し	★★★★
DRホートン	新規ポジション	★★★
NVR	新規ポジション	★★★ （定量的評価）
レナー	新規ポジション	★★★

　バークシャーは第2四半期もオキシデンタル・ペトロリアムの買い増しを継続、バークシャーが2023年第1四半期に初めてポジションを開設したキャピタル・ワン・ファイナンシャルの保有も増やした。

　しかし、おそらく最も注目に値するのは、バークシャーが第2四半期にDRホートン、NVR、レナーという住宅建築3社の株式を新たに取得したことである。

　アップル株は依然としてバークシャーの最大保有株であり、その規模は圧倒的だ。 【次ページ】いまお買い得、バフェット銘柄の中で過小評価されている3社