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  • 2026/07/21 06:30 掲載

マンション探しに「AIは使えなすぎ」と断言できるワケ、裏にある「業界特有」の事情

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今や社会のあらゆる場所で存在感を増すAIだが、不動産業界では必ずしもAIが「役に立つ」と言えない現状があるようだ。物件購入時の比較検討や口コミ調査をはじめ、一見活用しやすそうなシチュエーションの裏に潜む「業界特有」の事情とは何か。AIが「街の不動産屋」さんに勝てない理由を解説する。
執筆:不動産ジャーナリスト 榊 淳司

不動産ジャーナリスト 榊 淳司

不動産ジャーナリスト・榊マンション市場研究所主宰。 1962年京都市生まれ。同志社大学法学部、慶應義塾大学文学部卒業。 主に首都圏のマンション市場に関する様々な分析や情報を発信。 東京23内、川崎市、大阪市等の新築マンションの資産価値評価を 有料レポートとしてエンドユーザー向けに提供。 その他経済誌、週刊誌、新聞等にマンション市場に関するコメント掲載多数。 主な著書に「2025年東京不動産大暴落(イースト新書)※現在8刷」、 「マンション格差(講談社現代新書)※現在5刷」、 「マンションは日本人を幸せにするか(集英社新書)※増刷」等。 「たけしのテレビタックル」「羽鳥慎一モーニングショー」 などテレビ、ラジオの出演多数。 早稲田大学オープンカレッジ講師。

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不動産業界とAIの「相性の悪さ」はどこにあるのか
(画像:本文をもとに生成AIで作成)

もう無視できない「AI時代」

 今年の受験シーズンが終わってひと段落した頃、AIが東大理3に首席合格したという衝撃的なニュースが世間を驚かせた。

 東大理3と言えば、誰もが認める日本の大学受験の最高峰。そこにAIが「首席」で合格した、というのだからビックリである。昨今のAIの進化からすれば当然なのかもしれないが、日本のたいていの受験生よりもAIの方が高いスコアを出すことが可能で、大学受験という分野では、今やいかに優秀な人間でもAIには敵わないことが明らかになったのだから。

 ただこれは大学受験という分野での結果ではある。ほかの分野ではどうなのか。

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【画像付き記事全文はこちら】
大学受験の分野ではすでにAIの優秀さが際立っている
(画像:本文をもとに生成AIで作成)

 控えめに見ても、「AI」は世界のさまざまな分野で凄まじい影響を与えている。

 AIのCPUを製造する米国のエヌビディアの時価総額は、今や日本のGDPに匹敵する。そのNVIDIAにメモリー半導体を供給している韓国のサムスン電子は従業員に1人当たり約6,000万円の臨時ボーナスを給付するという。さらに、日本では半導体大手のキオクシアが時価総額でトヨタを凌駕した。1年前なら予想できなかったことだ。

 こうした状況を見ると、AIは、まさに世界を変えようとしている存在のように映る。

 しかし私が生息するマンション業界では、AIのパワーがイマイチ際立っていない。身も蓋もない言い方をすれば、あまり役立ってはいない。それは一体なぜだろうか。 【次ページ】マンション業界ではAIが「役立たず」?
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