- 2026/05/23 掲載
ケビン・ウォーシュ氏が米FRB新議長に就任、異例のホワイトハウス宣誓式
前議長のジェローム・パウエル氏は、自身の任期である2028年まで理事としてFRBに留まる。さらにウォーシュ氏の議長就任に伴い、スティーブン・ミラン理事が辞任した。これにより、新政権下でのFRBの体制移行が本格化する。
現在の米国経済は、地政学的リスクを背景としたエネルギー価格の上昇を受け、インフレ圧力の再燃に直面している。ミシガン大学消費者態度指数が低下するなど、消費者のインフレへの懸念も表面化している状態にある。トランプ大統領はFRBの独立性を尊重する発言をする一方で、経済成長を優先した利下げの実施を強く求めている。ウォーシュ新議長は、インフレ抑制に向けた適切な金利水準の維持と、大統領からの利下げ要求という相反する課題への対応を迫られる。
金融市場は新議長の就任を好感して推移した。宣誓式が行われた週末の株式市場では、政策の不透明感が払拭されたことや中東情勢を巡る期待感も重なり、ダウ・ジョーンズ工業株価平均が上昇して史上最高値を更新した。長期金利も落ち着いた動きを見せている。ウォーシュ新体制の下で初となる連邦公開市場委員会(FOMC)は、6月16日および17日に予定されている。同会合で示される金融政策の方向性が、今後の米国経済と市場動向を左右する試金石となる。
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