- 2026/07/22 06:30 掲載
脱“昭和おやじ”…「実績だけじゃない」採用されるシニアは何が違う?(2/2)
面接で“昭和おやじ”への偏見を覆す、たった1つの見せ方
シニアの採用に偏見を持つ企業や採用担当者がいることは、残念ながら事実だ。だからこそ、あなたがシニアとして選考に臨むなら、面接などの場で「ポジティブでアクティブな姿勢」を示し、「頑固」「言うことを聞かない」というイメージを自ら払拭する必要がある。シニアにとって、これまでの経験・スキルは最大の武器だ。それでも、新しい職場で新たに覚えることは必ず出てくる。そこが企業側の懸念点にもなるため、「積極的に新しいことを学ぶ姿勢」を見せることは、とても大きな意味を持つ。
特別な経験やスキルがなく、資格不問・経験不問の求人に応募する場合も同じだ。就職後に資格取得を目指すような前向きな姿勢を持つシニアほど、高い評価を得られるだろう。
体力や能力に自信がないという方は、どうしても姿勢までおとなしく、ネガティブになりがちだ。しかし、姿勢だけでもポジティブでアクティブなものにできれば、経験やスキルの不足を補い、就職につながりやすくなる。まずは「見せ方」から変えられる、ということを覚えておいてほしい。
企業が再就職するシニアに求める“必須級スキル”とは
今まさに就職活動を進めているシニアにとって、「ポジティブでアクティブな姿勢」を意識することはもちろん重要で効果的だ。だが、それだけではない。少しでも若いうちから同じ姿勢を積み上げておくことが、その後のキャリアにさらに大きなプラスをもたらす。そういった意味では、「まず一歩踏み出すこと」、いわば「決断力」が、能力や経験よりも重要になる場面もある。
キャリアと並べて語るものではないかもしれないが、たとえば投資を考えてみてほしい。2018年1月に始まった旧つみたてNISA(少額投資非課税制度)を、開始当初からコツコツと少額でも続けてきた人は、いま資産がある程度大きく育っているのではないだろうか。
キャリアもこれと同じだ。少しでも若いうちに、新たなスキルや経験へと一歩踏み出す決断をした人は、その一歩が小さくても、その小さな歩みの積み重ねが、キャリア上の大きな資産になっている可能性がある。
すでにシニアと呼ばれる年齢の人でも、遅すぎることはない。60代前半など、まだ体力に余裕があるうちに新しいチャレンジを始めるか否かで、70代以降のキャリアへの影響は大きく変わってくる。
その後のキャリアにプラスになるということは、転職市場での評価が下がりにくく、転職せずに同じ職場に勤め続けたとしても評価を維持しやすい、ということでもある。この点でも「ポジティブでアクティブな姿勢」は、企業が評価するポイントだと言える。
企業が“キラキラ経歴”より評価している、意外なポイント
とはいえ、あまりにキラキラの度合いが強く、何かが突出しているシニアを目の当たりにすると、「そんな一握りの事例を出されても」と戸惑ったり、反感を覚えたりする人は多い。自身のキャリアの参考にしようと思っても、あまり参考にならないだろう。実際、キラキラした部分を真似しようとしても、簡単に真似られるものではないし、真似る必要もない。もし、何かに突出した華やかなシニアから学ぶべきものがあるとすれば、それは、その道へ踏み出し、突出してもなお歩みを緩めない“決断力とアクティブな姿勢”だ。
華やかに見えるシニアを採用した企業も、その華やかな経歴・資格や雰囲気を評価しているわけではない。良くも悪くも目立つ生き方であっても、その道へ踏み出し、途中で立ち止まらず、シニアになっても進み続けているという、その決断力とアクティブな姿勢を評価していることが多いのだ。
シニアになると、どうしても過去に“貯蓄”してきた経験・スキルがもっとも評価されるようになる。しかし、決断力やアクティブさは過去とは関係がない。今から発揮でき、未来を変えられる評価ポイントだ。シニア期のキャリアに悩んだときは、ぜひとも決断力とアクティブさを意識してみてほしい。
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