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- 2026/10/21 01:19 掲載
エヌビディア、ドイツ政府とフィジカルAI推進で署名 欧州に100億ドル近い投資も表明
ドイツ政府とエヌビディアが共同で、フィジカルAI向けの先端AIモデルを進める取り組みだ。政府、産業界、研究機関、業界団体で構成する「Industry 4.0 Platform」との協力も、正式なものとして拡大する。
同日、ジェンスン・フアンCEOはベルリンの旧発電所「クラフトヴェルク」でメルツ首相と対談した。メルツ氏は、AIを産業に組み込むうえで世界で最も先進的な場所の一つになるべく全力を傾けると強調した。中堅・中小企業の経営者には、社内にあるデータを生かすためにAIへ門戸を開くよう呼びかけた。フアン氏は「AIは皆さんの能力を補強するだけで、置き換えることはない」と応じた。
フアン氏は、欧州の企業や大学、研究機関などを支援する100億ドル近く(約1兆6,000億円)の投資枠の一環として、ドイツのスタートアップ4社への新たな投資計画も発表した。対象は、ロボットを手がけるアジャイル・ロボッツ、AI搭載の病院情報システムを開発するアベリオス・メディカル、動画向けの音声や音楽を生成するミレロ、衛星を開発するリフレックス・エアロスペースである。
一方、シーメンスは同日、エヌビディアとAIによる自律型工場の実現に向けて提携すると発表した。エアランゲン工場で新たなAIソリューションを披露し、生産立ち上げを完全に仮想化することで技術工数を最大85%、エージェント型の生産計画でコストを最大20%減らせるとしている。
製造現場へのフィジカルAIの実装をめぐっては、国内でもABEJAとヤマザキマザックが共同開発を始めている。
では、エヌビディアはなぜ、シーメンスなど民間企業との協業に加え、政府とも組んだのか。背景には、同社が年初からドイツで積み上げてきた布石と、翌日に控える基調講演がある。
・人型ロボットがすでに工場で働く、エアランゲンの現在地
・GPU1万基近くの「ドイツ産クラウド」、すでに稼働中
・メルツ首相が求めた年1回の面会と、基調講演の見どころ
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