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- 2026/10/22 20:17 掲載
シュナイダーエレクトリック、エヌビディア・HPEと協業 産業用AIエージェント3種発表
第1弾として用意したのは、OT(制御・運用技術)の監視、サイバーセキュリティ、省エネルギー最適化の3種類。
OT監視のエージェントは、運転データやアラーム、保守履歴などを突き合わせて異常の兆しを見つけ、是正策を提案または実行したうえで、結果を確かめる。サイバーセキュリティのエージェントは、制御システムの挙動などから異常を検知し、対応策を提案または実行する。省エネ最適化のエージェントは、エネルギー消費と設備の状況から改善の余地を探り、調整を提案または実行する。
これらはHPEとエヌビディアが共同設計した「HPE Private Cloud AI」の上で動かし、エヌビディアのAIモデル「Nemotron」を使う。複数のエージェントの展開、管理、統制は、シュナイダーの「EcoStruxure Industrial Insights」のアプリから1つの環境で行える。
狙いは、産業AIの普及を妨げてきた3つの課題への対応だ。1つ目はデータ主権で、重要な運転データを事業所の外へ出さずに管理できるとする。2つ目はサイバーセキュリティで、データを発生源の近くで処理することで攻撃を受ける面を減らす。3つ目はAIの利用コストで、クラウド上の推論やデータ転送、トークンに絡む費用の一部を抑えられるとしている。
実績として挙げたのが、チリの大手パルプ・製紙・包装メーカー、CMPCチリだ。同社はシュナイダーの制御系監視システム「OTMS」を、3年間にわたり本番環境で使っている。制御システムやサーバ、スイッチの状態を一元的に表示し、問題の早期発見などに役立てているという。
シュナイダーで産業オートメーションを担当するエグゼクティブバイスプレジデントのGwenaelle Huet氏は「基幹産業を支える産業システムにフィジカルAIを適用する大きな好機がある」とコメントした。
では、「自動化の自動化」を掲げるのはシュナイダーだけなのか。しかも、同社がうたう実績には、見落としがたい注釈がある。背景には、競合が1年半前に打ち出した構想と、今年3月に明らかになったエヌビディアとの別の取り組みがある。
・シーメンスも掲げていた、同じ「自動化の自動化」の中身と数字
・CMPCの3年実績は、AIエージェントの実績といえるのか
・エヌビディアとの3月の取り組みと、今回の発表のつながり
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