一般企業とここまで違う「製造業のサイバー対策」、OTセキュリティ「6つの対策」とは
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製造業「最悪の事態」を防ぐOTセキュリティの重要性
その一方で、侵入経路の多様化が進み、サイバー攻撃の存在もその脅威を増大させている。企業はもはや自社単独の対策で守り切ることは難しく、サプライチェーンでつながる企業すべてが取り組むべきテーマとなった。OTにおけるサイバーセキュリティへの対処は、今や製造現場を持つビジネスへの、第一の参加要件と言っても過言ではないだろう。
さらにもう1つ、OTセキュリティには対策を急ぐべき理由がある。それは「サイバー攻撃によって、物理的に甚大な被害が発生する可能性がある」ということだ。
たとえば2022年6月、イラン南西部のフーゼスターン製鉄所を標的としたサイバー攻撃では、連続鋳造設備の窯の位置がずらされ、1200℃を超える溶鋼が窯からあふれ出た。迅速な消火活動で幸い人的被害はなかったが、一歩間違えば従業員を巻き込む極めて危機的な状況だったという。
このようにOT領域では、IT領域ではあり得ない事態が起こり得る。OTセキュリティ対策には、物理的被害を含む最大のリスクを想定して、取り組む必要があるのだ。
では、適切なOTセキュリティ対策を講じるためには、具体的にどんな手法が有効なのだろうか。製造現場特有のセキュリティ課題を整理しつつ、必須となる「6つの対策」について詳しく解説する。
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・「製造現場に特有」のセキュリティ課題とは
・OTセキュリティ導入に必須「6つの対策」
・企業の「8割」が未実施の「あのセキュリティ対策」
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