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  • 2025/09/01 掲載

なぜ製造業の基幹システム導入は難しい? “億単位”のプロジェクトが「要件定義からでは不十分」のワケ

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このまま古いレガシーシステムを使い続けると、2025年以降に巨大な経済損失を招く。そう指摘した経産省のDXレポートが公開されてから約7年が経過した。そしてその2025年も残すところ数か月だ。ここでは特に製造業にフォーカスして、今後も加速するであろう各企業のレガシーシステムの入れ替えなど大型システム刷新・導入を行う際に、失敗をしないために抑えるべきポイントについてNECソリューションイノベータに話を聞いた。
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「2025年の崖」(注1)を迎えた製造業が決断すべき本気の変革とは?
(Photo/Shutterstock.com)

いよいよ到来した2025年の崖、製造業企業の取り組みの現状は

 日本の製造業が置かれている環境は厳しい。地政学的なリスクやトランプ関税などの外的な環境変化、少子高齢化に伴う人材不足と熟練工の高齢化による技術伝承などは、すべての製造業企業に共通した問題だ。

 もちろん、業種ごとの特有の課題もある。たとえば自動車産業であれば、EV化や自動運転の影響は避けられない。EV化や自動運転化が進めば必要な部品が変化し、不要になる部品も出てくる。したがって、こうした部品を製造している企業は、新たな事業を生み出すことが生き残りの条件となる。ただし、既存事業がすぐになくなるわけではないので、既存事業で利益を出しつつ、新規事業を生み出すことが求められる。

 また、産業機械であれば個別のカスタマイズが重要になる。ベースのモデルは決まっていても、個々の顧客の要望に合わせて製品をカスタマイズし、かつ短納期で納品することが生き残りの条件だ。とりわけ納期への要求は厳しく、商談の納期回答が遅れるだけで競合に競り負けることも、決して珍しくはない。

 こうした難しい課題を解決する取り組みの1つが、システム投資だ。中でも基幹システムの一部である生産管理については製造業の要であり、社内でもステークホルダーや関係者が多い非常に重要なシステムである。重要なシステムだからこそ要件を定義するよりも前に、ビジネス構想やシステム企画を検討するフェーズについてしっかりと時間を割いて取り組む必要がある。

 ところが現実には、それが実現できている企業は多くはない。それどころか、基幹システム刷新に失敗してしまう中堅中小製造業のうち、多くの企業には共通する特徴があるという。

※注1:2018年に経済産業省が公開したDXレポートで使われた言葉。日本企業がレガシーシステムを放置すると、2025年以降に経済損失などの深刻な影響をもたらすことを警告した。

この記事の続き >>

  • ・現場の工夫で乗り切るのはもう限界、土台から変革する最後のチャンス
    ・基盤刷新の成功に不可欠な「四位一体」の考え方
    ・コンサルティングから導入、運用・保守までをトータルで支援
    ・基幹系システムの刷新で得られる成果と“待ったなし”の現実

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