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株価63%上昇の裏に何が? 三菱電機が明かす「DXイノベーションセンター」の正体
日本の製造業は、“デジタル敗戦”という現実に直面している。世界がデジタル競争で加速する中、スイスの国際経営開発研究所が発表した「世界デジタル競争力ランキング」(25年9月時点調べ)では、日本は67カ国・地域中31位と、決して高い評価とは言えない。俊敏な意思決定やビッグデータの活用など、競争力の根幹となる分野でグローバル基準に届かず、存在感が薄れつつあるのが現状だ。この危機的状況を打開すべく、三菱電機が動き始めた。同社の株価動向を見ると、この1年間(2024年10月~2025年9月)で三菱電機の株価は約63%上昇している。果たして、同社はどのような戦略でこのデジタル化の荒波を乗り越え、日本製造業の逆転劇を実現しようとしているのだろうか。100年企業の本気、“データ革命”で次なる飛躍へ
しかし、同社はこれまでの成功に安住することなく、「データ」を新たな成長エンジンに据え、次なる飛躍を目指している。2022年度には従来の縦割り組織を打ち破る「ビジネスエリア制度」を導入。事業や技術の親和性を最大限に引き出し、全社一丸となったシナジーでイノベーション創出を加速している。
この大変革の司令塔となるのが、2023年に設立された「DXイノベーションセンター」だ。副センター長兼戦略企画部長の竹田 昌弘氏は、「多様な技術と現場力をベースに、今後はデータの力でさらに企業力を強化していく方針です」と語る。伝統と革新を融合した三菱電機の“デジタル逆転劇”は、ここから本格的に始まっていく。
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