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  • 2026/05/07 掲載
栗田工業が語るサプライチェーン防衛術、「事業継続管理×セキュリティ」に有効なのは?
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栗田工業が語るサプライチェーン防衛術、「事業継続管理×セキュリティ」に有効なのは?

製造業のサプライチェーンが高度化する一方で、ランサムウェアによる工場停止が現実の脅威となっている。システムが乗っ取られ、生産ラインが完全に止まったとき、あなたの会社は誰が何をすべきか即答できるだろうか。水処理大手の栗田工業は、事業継続(BCM)とサイバーセキュリティ(CSIRT)を融合させた独自の訓練で、この難題に挑んだ。その過程で見えてきたのは、組織の壁を越えた「運命共同体」としての覚悟だった。

「なぜセキュリティをやらなければいけないのか」──工場からの沈黙が意味すること

 水処理エンジニアリング業界で売上高ナンバーワンを誇る栗田工業は、創立75年を超える老舗企業だ。連結子会社61社、従業員約8100人を擁し、国内外で22万社の顧客を持つ。特筆すべきは、10年ほど前から積極的なM&Aを推進し、海外売上高比率が国内を上回る「グローバル企業」へと変貌を遂げた点である。

 世界4極体制で展開する同社にとって、サプライチェーンセキュリティは避けて通れない課題となった。「海外拠点35カ所、製造拠点14カ所が世界中に散らばっています。一つの工場が止まれば、グローバルなサプライチェーン全体に影響が及ぶのです」(清水氏)

 だが、同社がサプライチェーンセキュリティに本腰を入れ始めた当初、意外な壁に直面した。工場の現場からの無言の圧力である。「初めて訓練を実施したとき、『なぜこんなに工数をかけてセキュリティをやらなくてはならないのか』という雰囲気が立ち上っていました。工場の人たちにとって、セキュリティは『IT部門の仕事』かつ身近なリスクではないという認識だったのです」(清水氏)

 この反発は、多くの製造業が抱える本質的な課題を浮き彫りにしている。生産現場とIT部門の間には、目に見えない深い溝がある。工場は「生産を止めないこと」を使命とし、IT部門は「システムを守ること」を使命とする。両者は同じ会社にいながら、異なる言語で異なる目標を追っているのだ。

この記事の続き >>

  • ・既存のBCM体制に"潜り込ませる"ことで実現した組織融合とは

    ・米工場が陥った罠──ITが止まると何もできない現実

    ・5段階エスカレーション体制が機能する条件

    ・訓練で判明した「マニュアルは読まれない」という不都合な真実

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