SBクリエイティブ株式会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2026/03/09 掲載
“滋賀大学発の現場改革”でトヨタ・デンソーも動いた…日本製造業DX「逆転」の条件
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

“滋賀大学発の現場改革”でトヨタ・デンソーも動いた…日本製造業DX「逆転」の条件

国際競争の荒波の中で、日本の製造業は今、重大な岐路に立たされている。かつて世界を席巻した“ものづくり大国”の姿は影を潜め、デジタル化の遅れが深刻な課題として浮上しているのだ。多くの企業でDXやデータ活用が叫ばれるものの、その本質を捉え、現場の力に変えられているケースは決して多くない。このままでは、長年培ってきた優位性さえ失いかねない。競争優位を取り戻すために、今、現場で何をすべきなのだろうか。

日本の「デジタル敗戦」──現場が気づかぬ国際競争力の凋落

 多くのビジネスパーソンは日々の業務に追われ、日本の立ち位置が世界でどう変化しているかを実感する機会は少ないかもしれない。しかし、客観的なデータは厳しい現実を突きつけている。スイスの国際経営開発研究所(IMD)が発表する「世界デジタル競争力ランキング」において、日本は2025年、調査対象69カ国中30位にまで順位を落としているのだ。1991年には総合的な世界競争力で1位だったことを考えれば、その凋落ぶりは明らかだ。

 特に深刻なのは、ランキングを押し下げている要因である。「企業の敏捷性」と「国際経験」は69カ国中最下位、「ビッグデータと分析の活用」は67位と、致命的な評価を受けている。意思決定の遅さや変化への対応力の欠如、そしてデータを事業の力に変える能力の低さが、日本の競争力をむしばんでいる構造が浮き彫りになる。

 この背景には、データ活用の担い手となる専門人材の不足が挙げられる。データサイエンス協会が2022年に実施した日米比較調査によれば、自社にデータサイエンティストが存在すると回答した企業の割合は、製造業において驚くべき差となって現れている。

 たとえば「電機/電子/精密」分野では、米国が50.0%に達するのに対し、日本はわずか12.0%。「産業機械/自動車」分野でも、米国の36.0%に対して日本は8.4%と、4倍以上の開きがある。データ分析への投資と人材育成の遅れが、国際競争力の低下に直結していることは想像に難くない。こうした危機的状況を打開すべく、国内の教育機関も動き始めている。その先駆けとして、日本初のデータサイエンス学部を設立した滋賀大学の取り組みに、今、多くの企業から熱い視線が注がれている。

この記事の続き >>

  • ・なぜ日本の現場ではデータを生かせない? 見えた根本的な“ズレ”

    ・生成AIは“製造業”のDXをどう変えるのか?

    ・【事例】トヨタ、デンソーが実践する産学連携

この続きは
会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。

すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!

  • ここでしか見られない

    2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!

  • 完全無料

    登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!

  • トレンドを聞いて学ぶ

    年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!

  • 興味関心のみ厳選

    トピック(タグ)をフォローして自動収集!

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます


処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像