- 2026/06/18 掲載
FFGが描く“金融インフラ企業”への進化とは? みんなの銀行やBaaS、TSMCに注力の理由
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BaaSは「守り」か「攻め」か──その答え
FFGのBaaS戦略について、五島氏は迷わず「攻めと守り両方」と答える。「みんなの銀行がやっているBaaSは攻めですよね。我々に顧客基盤がないところに行っているわけで、明らかに攻めだと思う。ただやっぱりそのAPIを通じていろんな機能を提供していくというノウハウを本体がやればこれは防衛だと思う。防衛プラス顧客に次のサービスを提供して、あ、こういうのがあるのだと」(五島氏)
この「組込型金融」の発想が重要だ。 将来的には、顧客が「福岡銀行」という金融機関の名前を意識せずとも、地域のさまざまな事業会社のサービスの中にFFGの金融機能が溶け込んでいる世界を目指している。
地域企業と連携して構築する地域プラットフォームを通じ、顧客の日常の購買行動や決済の中にFFGのサービスが自然に存在するようになれば、それは既存顧客を守る防衛でもあり、新たな顧客接点を創る攻勢でもある。
地域BaaSを受け入れる側の企業についても、五島氏は一定の手応えを語る。
一方で課題は、「費用対効果やマネタイズをどう見せるか」だ。パートナー企業にとっても“ウィン”になる構造を、定量的に示していく必要があるという。
FFGは、こうした外部連携を単なる業務提携とは捉えていない。地銀ネットワーク、BaaS、ネオバンクサービスに相当するiBank「Wallet+」、OpenAIとの連携など。地域金融とデジタルを横断しながら、外部とつながることで自らの機能を拡張していくこと自体が、FFGの戦略の特徴になっている。 【次ページ】地銀再編の論理と、地域の“定義”を変えるワケ
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