- 2026/08/24 17:00 掲載
ローソン店頭で「USDC」決済、JCB・デジタルガレージが実証、訪日客向け決済を検証
実証は同年8月20日、東京都品川区の「ローソン ゲートシティ大崎アトリウム店」で実施。主な対象者はJCB、ローソン、デジタルガレージの関係者となる。対応ウォレットには「Base App」、ブロックチェーンには「Base」を利用する。
決済には、利用者がスマートフォン側にバーコードを表示し、店舗側が読み取るCPM(Consumer-Presented Mode)方式を採用する。利用者のウォレットアドレス情報を含むバーコードをローソンのPOSレジで読み取り、USDCによる決済を処理する仕組みだ。
3社の役割分担も明確だ。JCBは利用者向けWebシステムや決済用バーコード生成機能などを含むステーブルコイン決済サービスを提供する。利用者からステーブルコインを受領した上で売上金を集計し、後日、加盟店へ法定通貨で支払う。
デジタルガレージは決済APIとバックエンドシステムを提供し、PoC期間中の技術支援も担う。ローソンは店舗環境を提供するとともに、POSシステムとJCBのステーブルコイン決済サービスを連携させる。POSとの接続には、キャナルペイメントサービスのコード決済処理技術を利用するという。
今回検証するのは、決済フローが実際に成立するかだけではない。POSシステムとの連携に必要な要件、レジ業務への影響、決済完了までにかかる時間、利用者向けWebシステムの操作性なども確認する。
ローソンはこれに先立つ8月6日と17日にも、東京都内の店舗でステーブルコインをPOSレジで直接決済する実証を行っている。8月6日の高輪ゲートウェイシティ店では円建ての「JPYC」、17日のゲートシティ大崎アトリウム店では「USDC」「USDT」「JPYC」を使用した。専用決済端末を置かず、既存POSレジでステーブルコインを扱うための検証を重ねている形だ。
デジタルガレージとJCBも2026年1月、りそなホールディングスとステーブルコイン決済の社会実装に向けた協業を開始している。さらにデジタルガレージは8月10日、ステーブルコイン決済基盤「DG Stablecoin Payment Service」の商用展開を始動したと発表。実店舗での利用拡大を見据えた動きが続いている。
3社は今回の実証を通じ、特に訪日外国人が保有するUSDCを日本国内の実店舗で利用するケースを検証する。両替負担の軽減や決済・精算の効率化などにつながる可能性を探り、ステーブルコインを既存の店舗決済インフラに組み込む際の課題を洗い出す方針だ。
ステーブルコインのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR