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- 2026/10/15 06:30 掲載
北東北トップ3地銀が統合…抜かれた七十七銀どうする?「東北地銀サバイバル」大解説
連載:「地銀」ビジネス最前線(第13回)
株式会社マリブジャパン代表取締役。日本金融学会会員。三菱銀行、シティグループ証券、シティバンクで、主に銀行クレジットアナリスト、富裕層向け資産運用アドバイザーとして活躍。その後、独立。著書に『銀行ゼロ時代』(朝日新書)、『人生100 年時代の銀行シニアビジネス事例』(近代セールス社)、『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか』(講談社+α新書)など。
【北東北エリア】トップ3行統合で誕生… 東北最強の“地銀”
2026年10月、青森みちのく銀行(青森)を傘下に持つプロクレアHD(青森)、岩手銀行(岩手)、秋田銀行(秋田)の3行は、経営統合に向けた協議を始めると発表した。3行はそれぞれの県のトップ地銀であり、2026年3月末の連結総資産を単純合算すると13.3兆円となり、七十七銀行(宮城)の10.4兆円を大きく上回り東北最大の地銀グループとなる。全国レベルでみても、ふくおかFGや横浜FG、ちばFGに続き、総資産で11位の地銀グループが誕生することになる(下図)。
3行は今後、協議を進め2028年4月の統合を目指す。合併ではなく持ち株会社方式(新たに設立する持ち株会社の傘下に3行が入る形)とし、本社は利便性の観点から盛岡市を検討しているという。
北東北トップ3行は、2000年4月にATMの相互無料開放にかかる業務提携(AAIネット)を開始して以降、2003年にはビジネスマッチング機会創出に関する北東北3行共同ビジネスネット(Netbix)を設立するなど、連携を進めてきた。
2022年4月にプロクレアHDが設立され、2025年1月には、青森みちのく銀行が旧青森銀行と旧みちのく銀行の合併によって青森県内唯一の地銀になった。加えて、秋田銀行と岩手銀行は、2021年10月から包括業務提携「秋田・岩手アライアンス」を推進してきた。
全国で最も人口減少が進む北東北地方において、四半世紀にわたる連携を経て、満を持して経営統合に踏み切り、規模の経済を享受することで生き残りを図ることになる。
北東北トップ3行が経営統合に踏み切ることは、北東北のみならず東北地方すべての地銀の再編検討や決断を加速させるに十分なインパクトを持った動きとなる。では、東北のほかの地銀はどう動くのか。
【南東北エリア】残された…七十七・東邦・山形の思惑とは
南東北では、七十七銀行(宮城)、東邦銀行(福島)、山形銀行(山形)の各県トップ地銀の3行が、2026年3月から、南東北地域の持続的な発展に向けた連携協定「南東北元気プロジェクト」を始動している。
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