- 2026/09/29 06:30 掲載
りそなが挑む「銀行のデジタルチャネル化」、金利に頼らない収益構造の全設計とは?
「準備の1000日」を経て“カタチを世に出す”3年間
りそなHDが2026年3月に打ち出した新中期経営計画「Shift to the Next Stage──新たなカタチをつくる3年間──」。その名称が示すとおり、この計画の核心は“新しいカタチを作ること”にある。前中期経営計画は「CXに取り組む最初の1,000日」と銘打たれていた。「リテールNo.1」実現に向けて、これまでのビジネス構造や経営基盤を変革するコーポレートトランスフォーメーション(CX)に取り組んできた。
では、今回の中計は前回と何が違うのか。りそなHD執行役グループCDIOの川邉秀文氏は、こう説明する。
「前中計には準備期間という側面もありました。いよいよ今回の中計から、新しいカタチを世の中に打ち出していく期間に入ります」(川邉氏)
重要なのは、前中計からの「つながり」であるという点だ。りそなHDは「金融+で、未来をプラスに。」というパーパスを掲げ、金融サービスの枠を超えた価値提供を目指してきた。そのために提携戦略の座組みを整え、プロダクトを磨き、ノウハウを蓄積してきた。
ITやデジタルの領域は短期間で成果が出るものではない。共創の座組み、開発、サービス企画、 ローンチまで、相応の時間軸が必要になる。前中計はその準備を進めた期間であり、今中計はその延長線上で、いよいよサービスを世に送り出すフェーズに入ったというわけだ。
ただし、川邉氏はこうも付け加える。「サービスの流れは連続的だが、金融そのものは大きく変わっている」と。 【次ページ】「現金」時代の終焉──金融の競争軸は“手触り”に移った
地銀のおすすめコンテンツ
PR
PR
PR