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  • 2021/12/22

【特別寄稿】銀行のデジタル化:テクノロジーが経済を「再活性化」する

2年近くのパンデミックにより、人々の生活やビジネスにおけるデジタル対応が急速に進んだのは間違いないでしょう。各国が経済の立て直しと強化を始めるなか、金融機関は大きな役割を果たすことになります。そこでは、デジタルプロセスへの投資やデジタルエコノミーへの移行に向けた自国経済のけん引が求められます。これからの金融の安定性と将来性を踏まえると大きく3つのポイントに目を向けておく必要があります。

執筆:Veeam Software ネイサン・ステイナー、ヴィーム・ソフトウェア 古舘 正清

執筆:Veeam Software ネイサン・ステイナー、ヴィーム・ソフトウェア 古舘 正清

ネイサン・ステイナー(Nathan Steiner)
Veeam Software オーストラリア・ニュージーランド地域エンジニアリングヘッド。2016年よりオーストラリア・ニュージーランド地域にてVeeamのシステムエンジニア・シニアディレクターを務める。2020年にはコロナ禍の広がりに対応し元FBI(米国連邦捜査局)のジェフ・ランザ(Jeff Lanza)をゲストに迎えランサムウェア対策のウェビナーを開催。現職以前は2000年代初頭からCitrix、IBMなどでITの要職を務める。

古舘 正清(フルダテ マサキヨ)
ヴィーム・ソフトウェア 執行役員社長兼バイスプレジデント。日本アイ・ビー・エム、日本マイクロソフト、レッドハット、F5ネットワークスジャパンを経てヴィーム・ソフトウェアの日本法人の執行役員社長に就任。

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経済の立て直しに銀行が果たす役割は大きい
(Photo/Getty Images)

経済の立て直しに金融機関は大きな役割を果たす

 世の中は今も急速に変化し、取り残されるのではないかという不安を時に感じてしまうほどです。

 ポストパンデミック時代は予測不能な展開を呈していますが、ひとつ確実に言えることがあります。それは、ミーティングや社交活動のためのビデオ会議からオンラインショッピング、デジタルバンキング、遠隔医療に至るまで、デジタル対応がコロナ禍の影響で急激に進んだという事実です。

 今回のパンデミックには、規制やレガシーなテクノロジーが足かせとなって進化を阻まれていた金融サービス企業に対して警鐘を鳴らす効果がありました。

 グローバルで銀行の技術的ディスラプション(創造的破壊)は加速し、新しい顧客の期待、新しい形態の競争、そして新しい機会が創出されました。

 このような課題は以前から存在していましたが、今や取締役会にとっても経営陣にとっても最重要に位置づけられるようになっています。

 2年近くの混乱を経て各国が経済の立て直しと強化を始めるなか、金融機関は大きな役割を果たすことになります。業績の回復施策を進めるだけでなく、デジタルプロセスに投資し、デジタルエコノミーへの移行に向けて自国経済を牽引することが求められます。

 金融サービスは今後もグローバル経済の重要な柱であり続けますが、安定性と将来性の両方を同時に中心に据えた以下の3つのポイントを踏まえなければなりません。

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銀行のデジタル化は大きなテーマだ
(Photo/Getty Images)

起業家の革新的なソリューション創出に向けた投資を支える

 1点目は「政策とプロセスは本質的にデジタルである」ということです。デジタル化の必要性は、何も新しいことではありません。オンラインアクセスや、データ分析、クラウド、人工知能等の新しい技術的機能の提供、そして規制の自由化を求める顧客の声は高まっており、各銀行は近年それに応じてデジタル機能への投資を強化してきました。

 経済復活を図る上で、イノベーションは本質的な役割を果たすことになります。しかしイノベーションを実現できない場合、すぐにそれはリスクとなります。そこで重要になるのが、適切な政策とプロセスの実施です。

 理想的な規制を設けることができれば、起業家による革新的なソリューションの創出に向けた投資を支える一方で、安定性を高め、顧客を守り、競争を促せるようになります。

 この1年間でキャッシュレス取引、デジタル決済、モバイルバンキングの導入増が見られました。それらは、強力な政策やプロセスがあったからこそ起こりました。そのような政策とプロセスが顧客の信頼感を高め、新しい商品やサービスの利用を促進する役割を果たしました。

【次ページ】新たな機会が不確実性と未知の脅威をもたらす

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