- 2026/05/24 掲載
スペースX、第3世代「スターシップ」の第12回飛行試験実施 インド洋への着水成功
宇宙空間の軌道投入やペイロード放出から、インド洋の着水に成功
打ち上げ直後、第1段の「スーパー・ヘビー」ブースターに搭載された33基の新型エンジンのうち1基が停止したものの、自律制御システムが推力を補完し上昇を継続した。上段との分離は正常に行われたが、ブースターの帰還プロセスにおいてエンジンの再点火が予定通りに行われず、メキシコ湾へ時速約1450キロメートルで墜落し喪失した。
今回の試験では当初からブースター機体の回収は予定されていなかった。一方、上段の「シップ」は所定の弾道軌道へ到達し、宇宙空間でのペイロード放出試験を実施した。機体には次世代通信衛星「スターリンク」のダミーモデル22機が搭載されており、新型の放出機構を用いてすべてを連続して軌道上へ展開することに成功した。
最後に放出された2機のダミー衛星にはカメラが搭載されており、機体の熱シールドの状態をリアルタイムで撮影・送信する検証作業も行われた。その後、シップは大気圏へ再突入し、マッハ7の極超音速下においてフラップを最大展開する空力荷重の限界試験を実施した。
機体は姿勢制御を維持したまま降下を続け、着水直前にエンジンを再点火して垂直姿勢へと移行し、インド洋の目標海域への着水に成功した。着水後にはタンク内の残留推進剤による爆発が確認されたが、一連の飛行シーケンスを通じて次世代機体の構造強度や熱防御システムに関する実働データが収集された。
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