• 2026/01/23 掲載

イーロン・マスク氏「人型ロボットは2027年に販売、人口を上回る数になる」

SpaceX「Starship」により宇宙輸送コストを大幅に削減、宇宙空間でのAIデータセンターの設置も計画

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世界経済フォーラム2026年ダボス会議でイーロン・マスク氏(テスラ/SpaceX CEO)は1月22日、ブラックロックCEOラリー・フィンク氏との対談に初めて登場し、自らが長年掲げる「豊かさの普及」「AIとロボティクスの発展」「宇宙でのエネルギー利用」など未来ビジョンを語った。人型ロボット「Optimus」は2027年末までに一般販売、2030年頃までに「ロボットが人口を上回る可能性」についても触れた。
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(画像:World Economic Forum)

マスク氏は対談冒頭で、テスラのミッションとして「全人類への持続的豊かさの提供」を強調し、AIとロボティクスの進展がこれを可能にすると述べた。特に人型ロボット「Optimus」については、2027年末までの一般販売開始を目指す意向を示し、単純労働だけでなく複雑な作業への適用を進めると説明した。

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イーロンマスクが語った人類の未来とは?(図版:ビジネス+IT)

AIに関しては、既存報道でも指摘されている通り、これまでの延長線上で人間のニーズを飽和させるほどの生産力を持つ未来を描き、2030年前後にはロボットが人口を上回る可能性についても触れた。これに関連して、またAIの実装における最大の制約は「電力」であり、再生可能エネルギーの拡大が鍵になるとの見解を示した。

エネルギー政策の話題では、マスク氏は太陽光発電の潜在力について言及。特定地域で大規模なソーラーインフラを構築することが有効であるとし、ヨーロッパや米国の広大な未開発地に太陽光発電所を設置する構想についての関心を示した。また、これらの議論の背景として、AIデータセンターの電力需要が今後急増する可能性が取り上げられている。

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ダボス会議で人類の未来について語るマスク氏(画像:World Economic Forum)

宇宙開発については、SpaceXの完全再使用ロケット「Starship」により宇宙輸送コストを大幅に削減し、宇宙空間でのAIデータセンターの設置など、新たなインフラ展開を目指す意向を示した。宇宙空間で得られる太陽エネルギーの高速かつ効率的な利用が将来のデータ処理や通信インフラにとって重要であるとの見解も示した。

自動運転技術については、マスク氏の発言として完全自動運転(FSD)が「解決された問題」に近づきつつあるとする内容が報じられている。テスラ車の保険料が一部で減額される例を引き、今後米国でロボタクシーの普及が進む可能性を示唆したという分析もある。

老化と健康寿命に関する話題では、老化そのものが「解決可能な問題」であるとの発言があった。マスク氏は老化の原因特定や逆転に関する科学的進展に期待を示しつつ、社会構造や倫理面の考慮が必要であることも述べた。


対談の最後に、マスク氏は悲観よりも楽観的な姿勢を持つことの重要性を強調し、テクノロジーが人類にもたらす可能性に期待を示す形で締めくくった。ダボス会議では他の経済リーダーもAI、エネルギー、地政学的課題を議論しており、マスク氏の将来展望は幅広い議論の一部となっている。

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