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- 2026/10/19 16:15 掲載
日立・東京ガスなど4社、AI向けの電源併設型グリーンDCで協業 標準モデルを開発へ
2025年7月に日立、ブルックフィールド、ハートリーの3社が始めたデジタルインフラ向けの資金スキーム検討に、東京ガスが加わった形となる。
電源併設型グリーンデータセンターは、エネルギーを自ら創出して安定的かつ効率的に使い、脱炭素にも貢献する構想。系統電力への過度な依存を抑え、立地の選択肢を広げることを狙う。
背景には、AIとデジタル化の進展によるデータセンターの急増がある。都市圏を中心に電力需要が拡大する一方、系統電力の制約で電源の確保までの期間が長期化しているという。
標準モデルでは、次の4点を検討する。
1つ目は、複数電源の組み合わせ。敷地内の発電設備をベース電源とし、蓄電池や系統電力と組み合わせる。
2つ目は、インフラ全体の冗長化。冷却設備や配電設備を含め、障害や電力変動時も安定して稼働できる設計を目指す。
3つ目は、脱炭素化の要件定義。カーボンクレジットや環境価値、再生可能エネルギーの活用を含める。
4つ目は、主要設備の標準化・モジュール化。建屋や発電設備をパッケージ化し、立ち上げ期間の短縮と需要に応じた拡張につなげる。
初号プロジェクトとして、関東地方と九州地方でのグリーンデータセンター開発計画を策定する予定。デューデリジェンスから、エネルギーインフラを含む設備構成、事業スキームまでを対象とする。IT企業、製造業、金融機関などの参画パートナーも募る方針だ。
日立の細矢良智執行役常務は、データセンター運用の自律・統合を支援する「HMAX Data Center」を通じて、エネルギーインフラとデータセンターの最適化を推進するとコメントした。東京ガスの上中孝之常務執行役員は、系統電力やオンサイト電源、蓄電池、再生可能エネルギーを最適に組み合わせ、早期の立ち上げと安定稼働、脱炭素を同時に実現したいとしている。
では、なぜ東京ガスは、電力系統につながないデータセンターにまで踏み込むのか。背景には、東京ガスグループがこの1年足らずで重ねてきた動きと、国の電力需要見通しがある。
・東京ガスグループが約8カ月で重ねた3つの手
・国内に前例のない「系統につながないDC」の中身
・国の電力需要見通しが示すDC増設の規模
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