なぜ日本企業はリモートワークができないのか? “正しいペーパーレス化”のポイント4選
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“重要ではない業務”に最も時間をかける日本企業
アドビの調査によると、「テレワークによってワークライフバランスが向上したか」という質問に対して、日本人の約7割が「向上した」と回答。しかし、これは調査対象国の中では最下位だったという。
また、「重要ではないと思っているタスクにかける時間の割合はどうか」という質問に対しては、日本が最も多くの時間を割いており、生産性向上を妨げる作業が多いことが明らかとなった。さらに、「作業効率化のためにデジタルツールを導入すべきタスクは何か」という問いでは、「紙文書の作成・確認作業」という回答が7割を占めた。
このことから、日本では従業員が「ムダな作業」だと思う紙の文書の存在やそれらへの署名の業務が、ほかの先進国に比べて多く残っていることがわかる。そのため、リモートワークに切り換えても、働き方自体は改善できていないのだ。
近年、仕事選びの基準としてワークライフバランスを重視する人は、世界的に増えている。同調査にて、大企業の従業員に「給与と職務内容が同じ場合、何を理由に転職するか」と質問したところ、日本でも6割以上が「ワークライフバランスの向上」と答えている。
人手不足に拍車がかかる今、生産性を上げて働き方を改善することは、優秀な人材獲得=企業の競争力強化に直結する。次章以降では、ペーパーレス化を生産性向上とDXの推進力につなげるための、実践のポイントや成功事例を解説する。
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・情報資産を守る「正しいデジタル文書」とは
・正しいペーパーレスを実現する“4つ”のポイント
・書類回収「約10日→4日」、リモートワークも可能に
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