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  • 2025/09/18 掲載

809時間→58秒「5万倍効率化」の衝撃、レゾナックのエグすぎる「AI×量子」活用

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809時間→58秒「5万倍効率化」の衝撃、レゾナックのエグすぎる「AI×量子」活用

売上高約1.4兆円の大手総合化学メーカー、レゾナックが、材料開発の常識を覆す取り組みを進めている。期間の長期化やコストの増大といった課題を抱えていた材料開発において、AIや量子コンピューティングを徹底的に活用。それにより、たとえば材料の最適な組み合わせを見つける計算では809時間から58秒、約5万倍の高速化を実現するなど、大きな成果をいくつも出している。そこで今回、AI・量子コンピューティングの成功事例として、同社 計算情報科学研究センター センター長 奥野 好成氏に話を聞いた。

勘と経験に頼っていた材料開発

 レゾナックは主に半導体・電子材料、モビリティ、イノベーション材料、ケミカルを柱に幅広い事業を手がけている総合化学メーカーだ。奥野氏がセンター長を務める計算情報科学研究センターは、計算科学・情報科学による全社の研究開発推進を主なミッションとしている。平均年齢30歳という若いメンバー90名が、AI技術と量子コンピューティングを駆使した革新的な材料開発手法を実践している。

 まず従来の材料開発では、研究者の経験と勘に依存する部分が多く、目的の材料を見つけるまでに数百回の実験が必要だった。奥野氏はこう語る。

「実験データというのは、合成とか測定とかを行った結果となりますが、この結果が散在していては、データをうまく活用できないですし、継承することもできません」

 この課題を解決するため、同社では2019年から電子実験ノートを導入している。ここからは、電子実験ノートの取り組みとともに、AIや量子コンピューティングを活用した材料開発の効率化事例などについて紹介していく。

この記事の続き >>

  • ・電子実験ノートで「データ蓄積」
    ・「AI vs 人間」で開発競争をしてみたら…
    ・809時間→58秒、量子で実現した「約5万倍の高速化」
    ・特に注目すべき「生成AI」による技術継承システム

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