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売上高約1.4兆円の大手総合化学メーカー、レゾナックが、材料開発の常識を覆す取り組みを進めている。期間の長期化やコストの増大といった課題を抱えていた材料開発において、AIや量子コンピューティングを徹底的に活用。それにより、たとえば材料の最適な組み合わせを見つける計算では809時間から58秒、約5万倍の高速化を実現するなど、大きな成果をいくつも出している。そこで今回、AI・量子コンピューティングの成功事例として、同社 計算情報科学研究センター センター長 奥野 好成氏に話を聞いた。
勘と経験に頼っていた材料開発
まず従来の材料開発では、研究者の経験と勘に依存する部分が多く、目的の材料を見つけるまでに数百回の実験が必要だった。奥野氏はこう語る。
「実験データというのは、合成とか測定とかを行った結果となりますが、この結果が散在していては、データをうまく活用できないですし、継承することもできません」
この課題を解決するため、同社では2019年から電子実験ノートを導入している。ここからは、電子実験ノートの取り組みとともに、AIや量子コンピューティングを活用した材料開発の効率化事例などについて紹介していく。
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・電子実験ノートで「データ蓄積」
・「AI vs 人間」で開発競争をしてみたら…
・809時間→58秒、量子で実現した「約5万倍の高速化」
・特に注目すべき「生成AI」による技術継承システム
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