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- 2026/09/15 07:00 掲載
大手に買収される? AIに任せる…? 保険代理店の「3つの生き残り策」完全解説
連載:福島渉の保険ビジネス「進化論」
東京海上グループにおいて、コマーシャルビジネス推進、資産運用、規制改革、グループ経営戦略の立案・推進など多岐にわたる分野で経験を積み、その後デロイトトーマツグループでコンサルタントに転身。主に保険業界の戦略領域で数多くのプロジェクトを手掛けるとともに、日本の保険プラクティスリーダーとして同グループ全体のビジネス拡大に大きく貢献。戦略コンサルタントとして、保険業界向けの戦略立案・実行、オペレーション改革、新事業開発、海外展開を中核の専門領域としている一方、業界を問わずビジネスを通じた社会課題の解決や新技術の社会実装においても豊富な実績を有している。主な著書に『2050年の保険業界 膨張するリスクに挑む構造改革』(日本経済新聞出版)など。
業界の成長支えた…日本の保険代理店の“強み”
日本の保険業界の発展において、保険代理店が果たしてきた役割は大きい。保険会社は、保険販売に特化した代理店の開発・発展をサポートすることに加え、自動車販売店や整備工場、不動産会社、金融機関、税理士事務所など、消費者や企業との日常的な接点を持つ法人・個人に保険募集を委託してきた。地域に根差した代理店が顧客との信頼関係を築き、それぞれの生活や事業に即した保険を届けることで、保険は全国へ浸透したのである。
その結果、日本には地域、業種、保険会社ごとに細分化された販売網が形成された。このフラグメントな構造は、顧客に身近な保険アクセスを生み、保険会社にも効率的な販売基盤として機能してきた。
しかし、かつての強みが、現在では構造的な課題にもなりつつある。それはどういうことか。詳しく見ていきたい。
乗り越えるのは難しい? 保険代理店が直面する“4つの悩み”
保険代理店の抱える第1の課題は、経営者と募集人の高齢化、後継者不足である。親族内承継が難しく、従業員承継にも経営人材と株式・営業権の取得資金が必要になる。経営者個人の信用に事業価値が集中する代理店では、顧客や地域との関係を次世代へ移すことも容易ではない。
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