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- 2026/05/13 掲載
楽天銀に迫る?誕生した「新・大和ネクスト銀行」が“3つの商品分野”で結構強いワケ
連載:デジタル個人金融最前線(第10回)
株式会社マリブジャパン代表取締役。日本金融学会会員。三菱銀行、シティグループ証券、シティバンクで、主に銀行クレジットアナリスト、富裕層向け資産運用アドバイザーとして活躍。その後、独立。著書に『銀行ゼロ時代』(朝日新書)、『人生100 年時代の銀行シニアビジネス事例』(近代セールス社)、『なぜニセコだけが世界リゾートになったのか』(講談社+α新書)など。
なぜ、大和ネクスト銀は「オリックス銀」を買収した?
大和証券グループ本社傘下の大和ネクスト銀行は、証券ビジネスへのゲートウェイ銀行として2011年の開業以来、ローコスト経営と市場運用型モデルを軸に業績を拡大しきた。しかし、日銀当座預金の残高が2兆円規模に達していることが示すように、集めた預金を効率的に運用できておらず、資金運用手法の多様化が急務となっていた。また、大和ネクスト銀行では、2024年から不動産投資ローンは開始しているものの、大和証券が抱える富裕層顧客からの証券担保ローン・不動産担保ローンや相続関連サービスといった融資・信託に関するニーズに十分対応することが困難であった。
一方、オリックス銀行は、不動産関連ローンや信託関連業務に強みを持つものの、「金利ある時代」の到来により、粘着性の高い預金の獲得などが課題となっていた。
また、オリックスが、2035年に向けた経営指標としてROE15%、純利益1兆円を掲げ、資本効率の向上を進める中、資本効率が相対的に劣後するオリックス銀行をポートフォリオから外すに至ったという背景もある。なお、オリックスはオリックス銀行売却に伴い、2027年3月期に約1,242億円の売却益を計上する見込みだ。
各々が課題を抱えていた大和ネクスト銀行とオリックス銀行が統合することで、強力な預金獲得力と高度な融資・信託機能とを兼ね備えた両行合算で総資産9兆円超、自己資本4,000億円規模の銀行が誕生することになる。今後5年間で預金残高2兆円超の拡大を目指すという。
なお、今後の提供予定の主なサービスとして、下記のような複合的な課題に対応した包括的なソリューションの提供が挙げられている。
(2)証券担保ローン・不動産担保ローン・航空機リース向けローンなどの融資サービスの提供
(3)保有資産が不動産や自社株式など特定の資産に偏っている富裕層顧客に対し、ポートフォリオのリバランス・財産及び事業の承継・納税資金の確保
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