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  • 2021/09/09

トヨタはまだマシ。自動車業界の半導体不足、回復はズバリいつ?

自動車産業は現在、大規模な半導体不足に見舞われている。この問題はパンデミックの結果であるとともに、自動車メーカーが昨年のような急速な回復を予想していなかったことも要因だと考えられる。大手半導体メーカーであるルネサスの那珂工場で起きた火災とテキサスの冬の嵐も状況を悪化させた。米国における自動車需要は急速に回復しており、販売各社はより多くの在庫を必要としている。ゼネラルモーターズとフォードは「在庫がコロナ前の高水準には戻らない」と述べており、両社は最近享受してきた価格設定の追い風を維持できるはずだ。

執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

執筆:Morningstar、翻訳校正:FinTech Journal編集部

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第2四半期は自動車在庫が大幅に減少した

※本記事は、米国モーニングスター社の記事「When Will U.S. Autos Recover From the Chip Shortage?」をもとにFinTech Journal編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。

自動車産業の本格的な回復はいつになる?

 2021年は米国自動車産業にとってパンデミックから回復した年になるはずだった。ある程度は現実になっているものの、問題は残っている。6月までの米国ライトビークル販売台数は2020年上半期と比較して29.3%増加した。だがこの数値は、2019年4月から販売台数が50%近く減少した2020年4月など、パンデミックによって低迷した月が比較対象となって有利に働いた部分もある。

 2021年上半期販売台数は、2019年上半期から1.3%減少した。パンデミックの低迷からの回復は、需要を取り戻すだけの問題ではないことが分かっている。実際、需要は素晴らしいように見えるが、供給がない。世界的な半導体不足が、2021年の自動車産業回復に大混乱をもたらしている。その背景には、家電製品の需要増加と自動車メーカーがこれほど早期の需要回復を予期していなかったことが考えられる。

 チップ不足を無視するつもりはないが、この問題は最終的には解消されることが分かっている。エンドマーケットの不均衡は解決可能だ。ただし、自動車以外の分野での需要が高く、リードタイムが長いことを考えると、しばらく時間がかかる。

 ウォーズは米国ライトビークル季節調整済み年率換算販売台数(SAAR)を3月は約1800万台、4月は約1880万台、5月は約1700万台と発表。これを受けて私たちは、米国ライトビークル5カ年販売予測を引き上げた。6月のSAARは1540万台、7月は1480万台に減少しており、その理由は需要の低さではなく在庫の少なさであると私たちは考えている。

 マクロ経済が減速しない限り、2022年は力強い年となり、業界は2月予測発表時の見通しよりも早く1700万台以上に回復すると考えられる。チップ不足の最悪の時期は2021年第2四半期だったと推測されるが、回復には時間が必要で、おそらく早くても2022年までかかるだろう。私たちが追跡対象としている米国の自動車メーカーは、悪いニュースにもかかわらず、かなりうまく持ちこたえている。チップ不足による売却が長期投資家にとっては購入機会になると私たちは考えている。

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