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  • 2026/03/11 掲載

激化する「メガバンク対ビッグテック」、金融主導権を決める“3つの転換点”とは?

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メガバンクとビッグテックの競争は、もはやアプリやUXの優劣を競う段階にはない。主戦場は、即時決済の国際接続、プログラマブルマネーの制度設計、そしてAIによる金融業務の自律化へと移りつつある。2025年、Project Nexusをはじめとするクロスボーダー即時決済の動き、ステーブルコインやトークン化預金の実装議論、Agentic Bankingの萌芽は、金融インフラそのものが再設計局面に入ったことを示している。主導権を握るのは、プラットフォームを持つビッグテックか。それともAPI基盤を武器に再編を主導するメガバンクか。本稿では、金融主導権を揺らす3つの潮流から、その構造変化を読み解く。
構成:編集部 山田 竜司   解説:小俣 修一

小俣 修一

1979年、慶大大学院修了。 地域金融機関の企画部門に勤務後、コンパックコンピュータ、NTTソフトウェアを経て2005年アカマイ・テクノロジーズ社長、米国本社ヴァイスプレジデント、日本法人会長を歴任。16年ニッキン特別顧問、20年12月みんなの銀行社外取締役に就任。欧米のデジタル・バンキングの事情に精通。国内の金融機関からデジタル戦略をテーマに、数多くセミナー依頼を受ける。

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(Photo/Shutterstock.com)
本稿における主要用語の整理
  • チェックアウト・オプション:POSやEC・サブスクなどの「支払い選択画面」に提示される決済手段群

金融主導権を揺らす3つの潮流

 グローバルに見渡すと、銀行の共同センターも含めてBaaSによるEmbedded Finance(組込型金融サービス)構築が進み、そのBaaS基盤上でAI技術やブロックチェーン技術を使ったAIアシスタント/AIエージェントや法定通貨に加えてステーブルコイン/トークン化預金/CBDCをいかに使うかが話題となっている。

 そして、今後10年を見通して、デジタルバンキングからインテリジェントバンキングへ変貌する姿を思い描きながら、IoT社会でのAgentic Banking(AIエージェントが「判断・実行・最適化」まで自律的に行う銀行機能のあり方)に向けた演繹法的な開発アプローチをすでに始めている様子が伺える。

 そうした中、小俣氏は、「2025年(特に上半期)にBaaS基盤上で起きた最も重要なトレンド」として3つのキーワードを挙げた。

  • 生成AI、AIエージェント
  • クロスボーダー決済
  • ステーブルコイン、トークン化預金、CBDC

 小俣氏はこうした動きを総じて、「AI × BaaS」「クロスボーダー × BaaS」「プログラマブルマネー × BaaS」という“掛け算”の世界であると語り、その土台にはクラウドAPI基盤の整備が不可欠だと強調する。次ページでBaaS+チェックアウト・オプション上での注目点について解説する。

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【画像付き記事全文はこちら】
後ほど詳しく解説します
【次ページ】「メガバンク対ビッグテック」Project Nexusが再構成する即時決済
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