物流の2024年問題の「最悪な末路」…花王が荷待ち「2時間→5分」に大成功した超ヒント
2024年問題が招く「最悪の事態」
なぜなら物流問題が運送会社だけでなく、メーカーや小売などあらゆる産業に悪影響を及ぼし、経済活動が停滞する恐れがあるからだ。つまり物流の2024年問題は、物流業界に限らず、物流が関わるすべての業界が意識すべき問題と言えよう。
こうした中で、物流変革に取り組まない企業は、「運送会社からの取引停止」「トラック輸送リソースの減少」「モノが届かない・(材料を調達できず)モノが作れない」「物流コストの高騰」といった問題に直面することが指摘されている。こうした最悪の事態を避けるには、サプライチェーン全体で改革を進めることが必要だ。
では、具体的にどのような課題を解決すべきなのか。企業は2つの課題に絞って取り組みを進めると良いという。その2つの課題と対策について、花王の改善事例と併せて解説する。
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・物流改革にまず取り組むべき「2つのポイント」
・まだ電話やFAX…“アナログだらけ”の物流を全体最適させるには?
・花王が待機時間「約2時間→約5分」に大成功した秘訣
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