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  • 2026/01/19 掲載

まだ紙ですか…?現場の「入退場管理」が“単なるデジタル化”では上手くいかないワケ

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工場や建設現場、物流倉庫などの「現場」では、外部業者や来訪者の入退場管理が、今なお紙台帳や目視確認に頼ったままになっているケースが少なくない。受付対応や点呼に手間がかかるだけでなく、「今、誰が現場にいるのか」を即座に把握できない状態は、平常時の非効率にとどまらず、災害や事故が起きた際には安否確認の遅れにも直結する。とはいえ、多くの現場では「大がかりな仕組みは入れられない」「運用を変える余裕がない」といった理由から、改善が先送りされてきた。そこで本記事では、現場の負担を増やさずに始められる入退場管理の“現実解”を、失敗しやすいポイントとともに解説する。
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入退場管理のスマート化が“地味にスゴイ”理由

そもそも「紙と目視」の何が問題なのか?

 工場や建設現場、物流倉庫といった現場では、外部業者や来訪者の入退場管理が、紙台帳への記帳と担当者による目視確認で行われているケースが現在も多い。来訪者が受付で名前や入退場時刻を記入し、管理者がそれを確認する──長年使われてきたこの運用は、現場にとっては「当たり前」になっている。

 しかし、この“当たり前”が、現場に静かな負担とリスクを積み重ねている。まず管理者側の負担だ。受付対応や点呼のために常に人を配置しなければならず、朝夕など入退場が集中する時間帯には対応に追われてしまう。また、誰が入場中で、誰がすでに退出したのかをリアルタイムで把握することは難しく、状況確認には台帳をめくったり、電話で確認したりといった手間が発生している。

 入退場する側にとっても同じだ。毎回の記帳や確認待ちが負担となり、協力会社や短期作業員など、日常的に出入りする人が多い現場では、待ち時間が常態化しやすい。結果として、業務開始前から非効率が積み重なっていく。

 さらに見過ごせないのが、セキュリティや安全管理の観点だ。目視確認では、なりすましや見落としのリスクを完全に排除することは難しい。さらに災害や事故が発生した際にも、「今現場に誰がいるのか」を即座に把握できなければ、迅速な安否確認や避難誘導に支障を来す恐れがある。紙と人に依存した入退場管理は、日常業務の非効率だけでなく、非常時のリスクを抱えている状態と言えるのだ。

 では、こうした状況をどう改善すべきか。結論から言えば、台帳をデータ化するだけでは本質は変わらない。現場がつまずく“盲点”と、負担を増やさずに解決する筋道を見ていこう。

この記事の続き >>

  • ・なぜ多くの現場は、ICカードやQR導入で行き詰まるのか

    ・「とりあえずICカード」「とりあえずQRコード」に潜むワナ

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    ・「現場DX」は入退場から始めよ──地味にスゴイ、その効果

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