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  • 2025/06/12 掲載

傘下PayPayだけじゃない?三井住友FG「ソフトバンク全体」と提携で得られるヤバい効果

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PayPayとソフトバンク、三井住友カードの提携によって、三井住友フィナンシャル・グループ(SMBCグループ)の個人向け総合金融サービス「Olive」が強化されようとしている。さらに三菱UFJフィナンシャル・グループが個人向けの新しい金融サービス「エムット」をスタートし、メガバンク各社がリテール競争が激化している。今後、みずほフィナンシャルグループがどのような新戦略を打ち出すかが注目ポイントだ。
執筆:フリーランスジャーナリスト/ライター 小山 安博

フリーランスジャーナリスト/ライター 小山 安博

ネットニュース編集部で編集者兼記者、デスクを経て2005年6月から独立して現在に至る。専門はモバイル、決済、デジカメ、セキュリティなど。発表会取材、インタビュー取材、海外取材、製品レビューまで幅広く手がける。

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5月15日に提携を発表したソフトバンクの宮川潤一社長(中央左)、SMBCグループ中島達社長(中央右)、PayPay中山一郎社長(左)、三井住友カード大西幸彦社長(右)
(筆者撮影)

SMBCグループとソフトバンクにメリット

 三井住友カードらの協業では、PayPayと三井住友カードだけでなく、それぞれの親会社であるソフトバンクとSMBCグループの両社長が会見にも参加し、提携の意義を語っている点が1つの特徴となっている。

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PayPayと三井住友カードだけでなく、ソフトバンクも提携。さらにこの発表にはSMBCグループ中島社長も参加した
(筆者撮影)

 今回の提携のスキームでは、PayPayと三井住友カードの協業に加え、ソフトバンクのグループ会社が持つヘルスケアサービスをOlive/Vpass会員向けに提供。Oliveが取り組みを強化し始めた非金融サービス向けのサービスで、旅行サービスのVトリップに続く第2弾となる。

 加えて三井住友カードは、ソフトバンクのAIコンタクトセンターを導入。3年後には、年間600万件にも及ぶ三井住友カードのコンタクトセンターへの問い合わせのうち、半数超をAIオペレーターに置き換えることを目指す。24時間365日、音声での問い合わせが可能になることで利用者の利便性が向上し、さらに三井住友カードにとってはDX化、省人化といったメリットが得られ、相互に利益が得られる状況となる。

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ソフトバンクと三井住友カードはAIコンタクトセンターで協業
(筆者撮影)

 Oliveでは、AI活用により、さらなるサービスの進化も狙っており、今回のソフトバンクとの関係強化は、その方向性にも寄与する座組となっている。

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