- 2026/06/10 掲載
SBIグループが米Anthropicと提携、全社へのClaude導入と金融AIエージェントの共同開発
金融AIエージェントの共同開発やClaude Securityの検証
また、SBIグループが持つ金融市場へのアクセスや知見と、Anthropicが開発中の金融知識に関するAIエージェントサービスを組み合わせた共同実験も実施する。Claudeから金融市場や商品の情報、さらには決済基盤へと直接アクセスするための基盤を構築し、SBIグループが掲げるグローバル金融コンシェルジュサービスの早期提供を図る。 社内向けには、原則として全グループの役職員にClaudeを展開し、日常業務だけでなく業務システムのAPI経由でも活用できる環境を整備する。活用領域は、システム開発、問い合わせ対応、データ分析、UI改善、需要予測など多岐にわたる。
法人営業でもAIを活用し、人間とAIエージェントを組み合わせた業務運営によりコスト削減を進め、創出した資金を次のAI投資に回す方針である。 金融機関が生成AIを業務や顧客サービスに導入する際には、サイバーセキュリティやデータ保護、出力制御などにおいて極めて高い水準が求められる。そのため、SBIグループの持分法適用会社である株式会社Ridge-iとSBI証券が開発中の生成AIチャットサービスを対象とし、Anthropicの最新セキュリティ技術「Claude Security」の導入に向けた共同検証を日本の金融機関として初めて実施する。
自動で脆弱性スキャンやパッチ生成を行える同技術を活用し、金融領域に適したAI安全実装の標準モデル確立を目指す。 これらのAIトランスフォーメーション推進にあたり、実装面ではRidge-iを中核としてSBIグループ横断のエンジニアリング体制を構築する。Ridge-iはセキュリティ技術の検証やユースケース開発、運用定着をリードし、Anthropicから提供される製品ロードマップの早期共有やエンジニアトレーニングの支援を活用する。日本の金融規制に準拠した堅牢なサイバーセキュリティと業務要件に適合したAIエージェントを自ら開発し、内製化する体制づくりを急ピッチで進める。
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