- 2026/03/04 掲載
三菱重工業とソフトバンク、インダストリー分野のエッジAIで協業
三菱重工の横浜製作所内でオンプレミス環境下でのエッジAIアプリケーションの実証実験を共同で実施
本実証実験は、三菱重工が横浜製作所内のYokohama Hardtech Hub(YHH)敷地内に設置した産業向けエッジデータセンター「DIAVAULT(ディアヴォルト)」において行われる。このデータセンター内に、ソフトバンクが開発したAI-RANプロダクト「AITRAS(アイトラス)」を用いた専用の通信環境を構築する。
実証実験では、現場の作業員がスマートフォンなどのデバイスから送信した製品の故障画像データを、外部から隔離された閉域環境内でリアルタイムに解析する。これにより、故障箇所の特定や適切な修理方法の提示を行うAIアプリケーションを稼働させ、その有用性を検証する。本協業において基盤となる「DIAVAULT」は、利用者の要望に応じて小規模から対応可能なエッジデータセンターであり、AI処理に特化したGPU搭載サーバを二相式ダイレクトチップ冷却によって効率よく冷却し、優れた電力使用効率を実現する特長を持つ。
一方の「AITRAS」は、大容量の無線ネットワーク制御機能とAIサーバー機能を同一のハードウェア基板上で実現する統合ソリューションである。これら両社の技術を組み合わせることで、クラウドを経由しないリアルタイム解析による通信遅延の大幅な短縮と、企業の機密データを外部に出すことなく安全にAI推論を行える高度なセキュリティ環境の実現が見込まれている。
さらに、従来は熟練技術者の知見に依存していた修理箇所の特定業務をAIが自動化・支援することで、現場の業務負荷軽減や作業の標準化も図られる。両社は今回の実証実験を通じ、AIの継続的な進化に対応可能な拡張性と信頼性の高いエッジAI運用基盤を構築し、顧客現場におけるAIトランスフォーメーションを推進する新たなソリューションの創出に取り組む方針である。
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