- 2026/07/28 12:14 掲載
キオクシア株が一時ストップ安、半導体株総崩れ…サンディスク急落が日本市場を直撃
寄り付き直後から売りが集中した。9時3分時点の売り注文は約971億円で、買い注文約139億円の7倍近くに達し、特別売り気配を切り下げた。
市場では、前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数が2%超下げ、エヌビディアが約5%、キオクシアと値動きの連動性が高いとされるサンディスクが11%超下落した流れが波及したとの見方が出ている。米国で広がった半導体株売りが、東京市場を直撃した格好だ。
中国が装置の国産化を進めれば、輸出規制の効果が薄れ、装置メーカーだけでなく半導体の供給構造が変わるとの警戒だ。ただ、報じられた装置が安定した量産工程で使えるかは明らかになっておらず、実用化までには検証期間も必要になる。韓国市場でもサムスン電子などに売りが先行し、東京市場ではキオクシアを中心にAI・半導体関連株へ売りが広がった。
また、同社は7月17日、米ビアサットが起こした特許訴訟で、米連邦地裁の陪審が原告の主張を認め、暫定で約2億2,900万ドル(約371億円)の損害賠償を認定したと発表した。
キオクシアは「陪審の判断は到底容認できるものではない」とし、評決後の申し立てや、必要に応じた控訴を含む法的手段を講じる方針を示した。製品・サービスの提供には影響がないとしているものの、連結業績への影響は精査中という。訴訟を巡る不透明感も、株価の重しとして残る。
次の焦点は31日午後に予定する2027年3月期第1四半期決算だ。AI向けデータセンター需要とNAND型フラッシュメモリの価格動向を、株価を支えてきた業績がどこまで裏付けるか。世界的な半導体株売りと信用取引の需給悪化が重なる中、投資家の警戒は決算発表まで続きそうだ。
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