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- 2026/10/05 10:29 掲載
日本ペイント、アクゾノーベルの東南アジア塗料事業を2,160億円で買収 Duluxなど獲得
対象はベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ、豪州、パプアニューギニアの7カ国で展開する事業。ベトナム、マレーシア、シンガポールではアクゾノーベルの建築用塗料子会社の株式を取得する。インドネシアではアクゾノーベルとそのパートナーが持つ建築用塗料の合弁会社の株式を100%取得する。タイ、豪州、パプアニューギニアについては、事業の譲受という形をとる。
同社の説明資料によると、対象事業が持つブランドは「Dulux」「Maxilite」「Aquatech」で、生産拠点は3カ所、研究開発センターはマレーシアに1カ所ある。
日本ペイントによると、対象事業の売上収益は2024年12月期が2億9,900万ドル、2025年12月期が2億9,100万ドル。EBITDAは6,900万ドルから6,500万ドルへ減り、EBITDAマージンは23%から22%になった。
買収資金は金融機関からの借入と手元資金で賄い、新株発行を伴う資金調達は予定していないという。完了は2027年半ばの見通しで、インドネシアは2026年末を見込む。同社は、2026年12月期の業績への影響は軽微との見方を示している。
日本ペイントは今回の取得について、経営ミッションである「株主価値最大化(MSV)」の実現に向け、経営モデル「アセット・アセンブラー」の下で良質で低リスクのM&Aを進める一環と位置づけている。東南アジアで販売網やブランド認知、供給体制の基盤を持つ事業を取得することで、調達から営業までの協働による効率化とシナジーが期待できると説明した。取得後は同社の連結子会社となる。
では、日本ペイントはなぜ、全社買収も装飾用塗料事業全体の買収も断られたあとに、東南アジアの一部だけを買ったのか。背景には、断られた過去の提案と今回の買収倍率をめぐる数字の差、そしてアクゾノーベルの売却姿勢をめぐる報道がある。
・断られた提案と今回の買収倍率、並べて見えた差
・装飾用塗料事業全体になお残る関心、FT報道の中身
・アクサルタとの合併を進めるアクゾノーベルの現在地
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