世界シェアトップクラスでも「Excelバケツリレー」…ERP刷新で原価管理をどう変えた?
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世界シェアトップクラスでも安泰じゃない?迫る「中国勢」
自動車のステアリングコラムなどを製造する専門メーカー、ジェイテクトコラムシステムもそうした環境で戦う企業だ。同社は現在、海外12拠点でグローバルに事業を展開し、ジェイテクトグループとしてステアリングコラムで世界シェアトップクラスを誇る。
しかし近年は、中国系自動車メーカーの成長に伴って中国系部品サプライヤーもグローバル市場へ進出。従来の日本や欧州の競合に新たなプレーヤーが加わり、競争は激しさを増している。
「ステアリングコラムは歴史のある部品で、機能的な付加価値を出し続けることが難しい面があります。そのためコスト競争になりやすく、特に開発期間が短く価格競争力の求められる中国OEMへ参入するには、我々もコスト競争力と開発スピードの両方を高めなければなりません」と語るのは、ジェイテクトコラムシステム 取締役経営役員 経営管理機能総括の谷口潤氏だ。
取締役経営役員 経営管理機能総括
谷口 潤氏
原材料費や物流費の上昇、人手不足、地政学リスクなどの不確実性も高まる一方、品質や安全性への要求はさらに厳しくなっている。
こうしたなか、同社が掲げる目標が「コラムサプライヤー世界No.1(質・量・コスト・提案力)」だ。その実現に向けてDXを進め、ジェイテクトグループが推進する「AI Ready」の考え方のもと、データや業務、IT基盤などの整備にも取り組んでいる。
ところが、その土台となる原価管理では大きな課題に直面したという。一体その課題とは何で、同社はどのように乗り越えたのだろうか。
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・10人強で「Excelバケツリレー」…原価管理の限界
・ERP移行の軸となった「ある視点」
・ERP刷新を「ベンダー任せ」にしなかったワケ
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