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  • 2026/10/27 掲載

世界シェアトップクラスでも「Excelバケツリレー」…ERP刷新で原価管理をどう変えた?

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自動車部品・ベアリング・工作機械を手掛けるジェイテクトグループの一員である、ジェイテクトコラムシステムは、自動車部品のステアリングコラム分野において業界を代表するグローバルメーカーである。同社がさらなる競争力強化に向けて挑んだのがERP刷新だ。目指したのは単なるシステム更新ではなく、原価を「計算する」から「改善につなげる」経営への転換だった。同社はERP刷新で何を変え、どんな成果を手にしたのか。その取り組みの全貌に迫る。
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ジェイテクトコラムシステムのERP移行の全貌に迫る

世界シェアトップクラスでも安泰じゃない?迫る「中国勢」

 中国系サプライヤーの台頭や原材料・物流費の上昇など、自動車部品メーカーを取り巻く競争環境は厳しさを増している。

 自動車のステアリングコラムなどを製造する専門メーカー、ジェイテクトコラムシステムもそうした環境で戦う企業だ。同社は現在、海外12拠点でグローバルに事業を展開し、ジェイテクトグループとしてステアリングコラムで世界シェアトップクラスを誇る。

 しかし近年は、中国系自動車メーカーの成長に伴って中国系部品サプライヤーもグローバル市場へ進出。従来の日本や欧州の競合に新たなプレーヤーが加わり、競争は激しさを増している。

 「ステアリングコラムは歴史のある部品で、機能的な付加価値を出し続けることが難しい面があります。そのためコスト競争になりやすく、特に開発期間が短く価格競争力の求められる中国OEMへ参入するには、我々もコスト競争力と開発スピードの両方を高めなければなりません」と語るのは、ジェイテクトコラムシステム 取締役経営役員 経営管理機能総括の谷口潤氏だ。

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ジェイテクトコラムシステム
取締役経営役員 経営管理機能総括
谷口 潤氏

 原材料費や物流費の上昇、人手不足、地政学リスクなどの不確実性も高まる一方、品質や安全性への要求はさらに厳しくなっている。

 こうしたなか、同社が掲げる目標が「コラムサプライヤー世界No.1(質・量・コスト・提案力)」だ。その実現に向けてDXを進め、ジェイテクトグループが推進する「AI Ready」の考え方のもと、データや業務、IT基盤などの整備にも取り組んでいる。

 ところが、その土台となる原価管理では大きな課題に直面したという。一体その課題とは何で、同社はどのように乗り越えたのだろうか。

この記事の続き >>

  • ・10人強で「Excelバケツリレー」…原価管理の限界

    ・ERP移行の軸となった「ある視点」

    ・ERP刷新を「ベンダー任せ」にしなかったワケ

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