- 2026/10/08 07:10 掲載
ベインに聞くヒューマノイドの「現在地」、フィジカルAIの社会実装はどこから始まる?
「次の産業革命」を牽引するフィジカルAIとは何か
生成AI、エージェンティックAI──ここ数年でAIをめぐるバズワードは次々と更新されてきた。そして2026年に入り、最もホットなキーワードとして浮上しているのが「フィジカルAI」だ。ただし、これを単なる次のトレンドワードと捉えると、本質を見誤る可能性がある。
フィジカルAIとは、物理的なロボットとAIによる判断を統合し、認知・推論・実際の制御をつなぐことで、人の手を介さずに物理的なタスクを実行する仕組みを指す。
ベイン・アンド・カンパニーのシニアパートナーとして製造業を中心に20年近いコンサルティング経験を持つ西脇 文彦氏は、この潮流の本質をこう捉えている。
シニアパートナー
西脇 文彦氏
AIをめぐる技術的アーキタイプ(進化系統)を整理すると、その起点は分析AIだ。2022~2023年ごろからChatGPTの登場をきっかけに生成AIが急拡大し、昨年ごろからはマルチタスクで人間の代行をするエージェンティックAIが台頭してきた。そして、その次のフロンティアがフィジカルAIである。
【次ページ】フィジカルAI「2つのポイント」
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