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- 2026/05/15 掲載
【現地取材】脱・米国依存目指す?ハノーバーメッセ2026で見えた「EUのAI戦略」の全貌
アルファコンパス 代表CEO
中小企業診断士、PMP(Project Management Professional)
1990年3月 早稲田大学大学院修士課程(機械工学)修了。同年に東芝に入社後、製造業向けSCM、ERP、CRMなどのソリューション事業立ち上げに携わり、その後、インダストリアルIoT、デジタル事業の企画・マーケティング・エバンジェリスト活動などを担うとともに、オウンドメディア「DiGiTAL CONVENTiON」の立ち上げ・編集長などをつとめ、2024年に退職。
2020年にアルファコンパスを設立し、2024年に法人化、企業のデジタル化やマーケティング、プロモーション支援などを行っている。
主な著書に『デジタル・プラットフォーム解体新書』(共著:近代科学社)、『デジタルファースト・ソサエティ』(共著:日刊工業新聞社)、『製造業DX: EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略』、『製造業DX Next Stage: 各国/地域の動向やAIエージェントがもたらす新たな変革』(近代科学社Digital)がある。その他Webコラムなどの執筆や講演など多数。2024年6月より現職。
ハノーバーメッセ2026とは?
ハノーバーメッセとは、インダストリー4.0による産業革命を推進するドイツで毎年開催されている産業見本市です。2026年は、出展企業数2900社(約50カ国)、来場者数約11万人の規模で開催されました。来場者の約40%がドイツ国外からだったそうです。
ちなみに、2025年は、出展企業数4000社、来場者数約12万3千人、2024年は、来場者は約13万人、出展企業約4000社、2023年は、来場者は約13万人、出展企業約4000社、2022年は、来場者数は約7万5000人、出展社数は約2500社、新型コロナ前の2019年のハノーバーメッセの来場者は約21万5000人、出展社数は約6500社でした。
ハノーバーメッセ2026は、以下の展示エリアやカンファレンスステージエリアで構成されています。
ハノーバーメッセ2026のコンセプト・主要テーマとは?
ハノーバーメッセ2026のメインテーマは「Think Tech Forward」(テクノロジーの未来を考える)です。産業は歴史的な変革の岐路に立っており、「グローバル競争、コスト上昇、そしてAIがそれを後押ししている」との現状認識を示されています。ハノーバーメッセ2026は、企業がこうしたプレッシャーをいかにチャンスに変えられるかを提示するとしています。
テーマ構成の刷新、来場者ナビゲーションの最適化、新しいネットワーキング方式、AIへの重点的な取り組みにより、ハノーバーメッセ2026は出展者と来場者双方に、これまで以上に大きな価値と的を絞った体験を提供するとしています。
ハノーバーメッセ2026でキートピックスとして掲げられているのが「Industrial AI」です。AIは未来のスマートファクトリーのキーテクノロジーであり、生産プロセスの最適化、効率向上、サステナブル経営の推進を実現するとされ、自律型ロボットから生成AIまで、未来技術の具体的なアプリケーションが展示されています。
それでは、ここからは現地取材をした筆者の注目テーマを紹介していきます。
注目テーマ(1):EUが描く「Industrial AI戦略」の全貌
ハノーバーメッセ2026の展示の中でも注目したいのが、産業・企業間におけるデータ共有に向けた取り組みです。ここ数年のハノーバーメッセ同様、Manufacturing-Xを中心に、業界ごと、階層ごとにサブプロジェクトの展開(バーチカル、ホリゾンタル両方向への展開)がさらに拡大している状況を確認することができました。
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