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- 2026/10/25 02:19 掲載
米商務省、核融合向けや縦型GaNなど4社に最大3億8,900万ドル 政府は少数株式を取得へ
同省は、パワーエレクトロニクス(電力変換技術)を、送電網の近代化や重要なエネルギーインフラの基盤と位置づける。性能向上は電力効率や送電網の安定化につながるとしている。
核融合発電を手がけるヘリオンには、最大1億7,500万ドル(約275億円)を助成する。核融合発電で使う、高いピーク電流のパルス電源向けの高耐圧パワー半導体とパワーモジュールを国内で開発・量産する。同社の核融合発電機の磁石を駆動、制御するために使う。
コモンウェルス・フュージョン・システムズは最大8,500万ドル(約133億円)。高周波によるプラズマ加熱用の半導体、パワーエレクトロニクス、核融合の診断用の組み込み電子部品、耐放射線電子部品を開発する。
バーティカル・セミコンダクターは最大7,300万ドル(約115億円)。縦型の窒化ガリウム(GaN)パワー半導体を進化させ、先端コンピューティング向けの電力供給を効率化、小型化する。出力2.5MWの「スーパーインテリジェンス」データセンター向けラックを、世界で初めて実証するという。
シベルコは最大5,600万ドル(約88億円)。結晶成長用のるつぼなどに使う超高純度石英の、次世代の精製・仕上げ技術を開発する。
条件として、同省は各社の議決権のない非支配の少数株式を取得する。納税者への還元を高めるのが目的だとしている。
ハワード・ラトニック米商務長官は「トランプ政権は、国内のエネルギーと電力資源を強化するため、米国の半導体イノベーションを加速させている」とコメント。同省のビル・フラウエンホーファー氏(半導体投資・イノベーション担当)は「国内のR&Dを加速させることは、送電網や先端データセンター、防衛システム、新興の核融合エネルギーに向けて電力を変換・供給する米国の力を強める」と述べた。
今回は意向書の段階で、各社は最終的な助成の下で研究開発に取り組む。
では、なぜ米政府は助成の見返りに、核融合や電力用半導体を手がける企業の株式まで持つのか。背景には、半導体支援で積み上がってきた株式取得の前例と、核融合企業が集める資金との大きな落差がある。
・政府が株主になる支援、インテルから続く連鎖の全貌
・助成は最大8,500万ドル、核融合企業が集めた巨額の民間資金
・意向書の先に残る、持ち株比率が見えない論点
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